



アナログ・コンソールのプリアンプをドライブしたかのような
ナチュラルなオーバードライブ
プロフェッショナルユースのスタジオ機器で用いられるディスクリート回路やオーディオトランスを用いたデザインを採用しました。CN81が生み出すナチュラルなオーバードライブサウンドは、アナログコンソールのプリアンプをオーバードライブしたサウンドを彷彿させます。ディスクリートOPアンプを用いたClass Aアンプ回路と、自社製作の出力トランスが織り成すサウンドをお楽しみください。
本機のトランス出力インピーダンスは低く、アンプへ長いケーブルを使用してもトーンは変わりません。また、トランスが生み出す独特の優しい高域とマッシブな低域は、一般的なオーバードライブペダルと一線を博す、真のスムーズでウォームなサウンドを低ノイズで実現します。
動作電圧とダイナミックレンジ
自社で製作されたカスタムトランスが、Class A のドライブ回路とともにパンチのあるダイナミックなレスポンスと、トランス独特のミッドトーナリティーを生み出します。ブロック図のように、Shitty/Good スイッチでトランス回路が進行経路からオン/ オフされます。エフェクトON/OFF スイッチングは、リレーのハードバーパス切り替えを採用しています。
True Coil Technology
オーガニックなアナログ回路→出力段に自社製作したオーディートランスを使用しています。このトランスは、高周波数帯域で安定した位相特性を誇り、歪みをさらにマイルドで、より太く&タイトに仕上げてくれます。そのサウンドは、プレーヤーのエモーションな『一押し』を力強く表現してくれます。9〜18Vのワイド動作電圧に対応しており、高い電圧での動作ではさらにこの表現力が高まります。True Coil Technologyによるクラシカルなサウンドは、広いジャンルのギターサウンドをサポートしてくれます。
True Coil Technologyを少し掘り下げた解説
この方式は、60年代のプロオーディオ機器のサーキットトポロジーを、ギターやベース用にペダルに応用したものです。この『True Coil Technology』は、図のようなドライバー(Class A Driver)と出力トランスのパートで構成されています。Class A Driverは、トランスを十分ドライブできるゲインを生み出すため、パワートランジスターを使用した小型Class Aパワーアンプの役目を果たしています。

このデータは10〜40kHzの周波数特性です。薄くフラットな線がドライバーの出力特性です。太い線がトランス出力の特性です。リッチな倍音が広域で追加され散ることがわかります。20数kHzから信号が減衰し、40kHz付近では信号レベルは大きく減衰します。重要なエレメントは次に来る出力トランスです。このトランスは、ライン信号受けることができ、ペダルに入るように小さく、可聴範囲の20〜20kHzで良い周波数特性が得られています。

太い線がFuck Jazzの出力トランスからの信号です。細いグラフのドライバー出力より400Hz〜2kHzがサウンドの力強さを表しています。

FJODのFFT特性図です。トランス出力が倍音リッチであることがわかります。
この回路中の最も重要な素子(出力トランス)は、ペダルに使用できるマテリアルのコンビネーションやサイズ、巻線を研究し、60年代のプロオーディオ機器のサウンドのテクスチャーをCarloは、81Seriesで完成しました。そのサウンドはダイナミクスに優れ、リッチで芳醇な倍音が絡み合ったサウンドを引き出してくれます。
オーバードライブの調整
EQのコントロール
エフェクト(OD)ボリューム
出力レベルのコントロールです。
2.1 mm センターマイナスのアダプター(9 〜 18VDC)を使用してください。
電源、サイズ
- バイパス:トゥルー・バイパス
- 入力インピーダンス:820kΩ
- 出力インピーダンス:150Ω
- ゲイン:+40 dB at 800Hz
- トーン・コントロール:±5 dB at 800Hz
- 電源:DC9V〜18Vパワーサプライ(センターマイナス)
- サイズ:64mm(幅)×128mm(縦)×67mm(高)※突起部含む
- 重量:350g
- Made in Italy