Strymon Flintトレモロ＆リバーブの優れたセカンダリ機能
- 2021年5月21日
- strymon
元記事：https://www.strymon.net/secondary-functions-flint-tremolo-reverb/
Strymonは、誰にでも使いやすく、ペダルボードにもプレイヤーにも優しい設計でありながら、感動的なトーンを生み出すエフェクターを開発し続けています。
例えば、アンプ＆IR CABエミュレーターのIridiumに用意された3つの異なるアンビエントルームサイズ。SunsetとRiversideドライブの内部に搭載された、効いていることすらわからないレベルまで精巧に設計されたノイズゲート。EL Capistanに搭載されている極上のスプリングリバーブ。
なぜそんなに多くのこだわり機能を搭載するのか？
応えは簡単です。
この世で手に入る限りの幅広いトーンを、手軽に手にできるエフェクターを作ることがStrymonの使命だからです。ですが、その幅広いトーンのために、置場に困るような巨大なエフェクターでは、プレイヤーにとって実用的ではありません。エフェクターの持つポテンシャルをフル活用できるように、セカンダリ機能をほんの少し解放するだけで良いのです。
このブログ・シリーズでは、それぞれのエフェクターを取り上げて、そのセカンダリ機能と設定方法、そこから生まれるクールなサウンドについて詳しく説明します。
今回はビンテージアンプに搭載されたトレモロとリバーブが得られるFlintにスポットを当てて、その優れたセカンダリ機能をご紹介します。
トレモロブースト/カット
このセカンダリ機能は、3dBブーストまたはカットし、ブーストを使用するときに特定のトレモロリフを強調したり、より繊細なトレモロが必要で、じっくりミックスに向き合いたい時に重宝します。
調整するには、両方のフットスイッチ（TREMOLO BYPASSとREVERB BYPASS）を同時に押しながら、INTENSITYノブを右に回してブースト、又は左に回してカットします。ノブを12時にセットするとニュートラルな状態に戻ります。設定した後は、両方のフットスイッチを放すと、再設定されない限りはその状態で保存されます。
タップ機能
外部の機器からタップテンポでトレモロ速度を調整し、スムーズに好きなリズムテンポに設定することができます。
タップテンポを調整するには、両方のフットスイッチ（TREMOLO BYPASSとREVERB BYPASS）を同時に押したままにし、SPEEDノブを任意の位置に調整します。両方のフットスイッチを放せば、設定が保存されます。
接続順の入れ替え
50年代と60年代アンプのカスタマイズされたリバーブサウンドを得るためにリバーブの前にトレモロをかける、またはそこから再びリバーブからトレモロへつないでトラディショナルな音に戻したい場合にはこの機能を使います。
エフェクトの順序を変更するには、両方のフットスイッチ（TREMOLO BYPASSとREVERB BYPASS）を同時に押したままにし、DECAYノブを任意の位置に回します。両方のフットスイッチを放して、設定を保存します。
リバーブブースト/カット
トレモロブースト/カットと同様、リバーブ側でも3dBブーストまたはカットが可能です。より繊細にリバーブをブーストしたり、より多くのアンビエントをダイヤルバックしたり、よりアンビエントなサウンドにしたり、トーンを弱めるのに使います。
調整するには、両方のフットスイッチ（TREMOLO BYPASSとREVERB BYPASS）を同時に押したままにし、MIXノブを右に回すとブースト、左に回すとカットされます。正午は団結の利益です。両方のフットスイッチを放して、この設定を保存します。
トレイル機能
いわゆるセカンダリ機能ではありませんが、知っておくべきFlintの優れた仕様です。Flintがバッファードバイパスに設定されている場合、リバーブをバイパスした後でも、残響音が自然にフェードアウトします。
Flintをバッファードバイパスに設定し、トレイル機能を有効にするには、本体から電源を抜きます。次に、REVERB BYPASSフットスイッチを押しながら電源を接続します。REVERB BYPASS フットスイッチを放すと、この設定が保存されます。
シンプルでありながら強力
これらのセカンダリ機能を使用すると、簡単な操作で、フレキシブルに多彩なサウンドを得ることができます。
→ Flint 製品ページはこちら
→ Strymonのサウンドデザイナーのピート・シーリー氏、Flintを語る。
→ FLINT Tremolo テクノロジー：技術白書 - text by Pete Celi –
→ FLINT Reverb テクノロジー：技術白書 - text by Pete Celi –
