楽器をBigSkyに接続したその瞬間、貴方のサウンドは遥か高く成層圏まで導かれるでしょう。眼下に広がる景色はどんどん遠ざかり、青く輝くリバーブの光の中へと誘われます。自然で美しく包み込むようなリバーブを生み出す為に、BigSkyのプロジェクトには膨大な量のエンジニアリングとアーティスティックなイマジネーションが必要でした。まず、我々は音響学の基礎をガイドに、過去50年で研究されてきたリバーブ技術を学び、それらを改めて科学的に分析しました。その結果、我々はクラシックなリバーブ・サウンドの本質を捉え、そこから未来のリバーブのビジョンを構築してゆきました。
- スタジオ機材級のアルゴリズムによる、高品位のリバーブ・エフェクト
- 12種類のリバーブ・アルゴリズムを搭載
- 超高音質設計:109dB(100% Wet時) / 115dB(50% Dry時)のダイナミックレンジを実現
- ドライ信号は完全なアナログパスを採用
- ギタースピーカーを克明にエミュレートしたキャビネット・エミュレーター搭載
- +/- 3dB ブースト/カットがプリセット毎に設定&登録可能
- パラレル接続時に便利なキルドライ・モード
- 最大300プリセットが保存可能
新たなリバーブの領域へ
BigSkyには、12種類のスタジオ・レベルのリバーブが用意されています。各マシーンにはシンプルでありながら、パワフルなサウンド・メイキングを実現するコントロールを備えています。新しいリバーブは、全く別次元のレベルに到達させることを目標に開発を開始しました。細部まで拘り抜いたディテール、革新的なアナログ回路のデザイン、強力なSHARCプロセッサー、そして最高級のパーツを使用して、ラックマウント機器を凌ぐオーディオ・クオリティーをペダルボードの大きさに収めることに成功しました。
科学とアートの融合が、ついにゴールを迎えたのです。BigSkyは貴方に音楽的なインスピレーションをお届けします。
スプリング・リバーブ:このバネのテンションを感じてください。
クラウド:この浮遊する粒子を感じてください。
ノンリニア:物理法則を「ノンリニア」で飛び越えてください。
マグニート:封印されていたマルチヘッド・リバーブを世に解き放ってください。
超高音質設計
「透明感」。それがBigSkyのアナログ回路設計のベースです。エフェクト音のみがアルゴリズムにより色付けされ、アナログ信号へは何も手が加えられません。Strymonのトゥルー・バイパス回路はメカニカル・リレーが使用され、入力信号をダイレクトに出力に送り出す様に切り換えます。バッファード・バイパス回路は1MegΩの入力インピーダンスにマッチングして、ギターのピックアップからの音をそのままBigSkyへ入力します。出力インピーダンスは100Ωで、非常に長いケーブルを引き回しても音色の変化はありません。また、本機はギターピックアップのサーマルノイズ程度の極低ノイズ設計です。ディテールに拘り、最高級パーツとスタジオ機材と同等の24-bit 96kHzA/D - D/Aコンバーターを採用し、100%ウェット時でもラック機器を凌ぐ109dBのダイナミックレンジを実現しました。ドライ信号とウェット信号が1:1のミックス時には、115dBを誇ります。これらの数字がどれだけ素晴らしい数値であるかは、ご理解頂けると思います。
シンプルでパワフルなコントロール
あなたのイマジネーションの邪魔にならない操作性を目指し、ヒューマンインターフェースの設計に膨大な時間を費やしました。まず、不可欠なリバーブコントロールを選び出し、その上で、複雑で面倒な操作を行わずにイメージしたサウンドが簡単に得られるように、各コントロールのレンジや機能性を追求しました。
キャビネット・フィルター
ライン録音やフルレンジPAシステムへの直結、ヘッドフォンの使用などのギターアンプを使用しない状況があります。通常、リバーブはエフェクトのチェーンの中で最後尾に接続される事が多い事に着目し、キャビネットのエミュレーションを組み込むことを決めました。背面パネルにあるCab Filterをオンにすると、ギタースピーカーを克明にエミュレートした周波数特性が得られます。ODやディストーションペダルのサウンドは、アンプで鳴らした様なサウンドになり、クリーン・サウンドは存在感を残しつつエッジが取れたサウンドに生まれ変わります。
アナログ・ドライ信号パス
「一般的なデジタル・リバーブでは、ドライ信号は一度デジタルに変換されるため、変換時のノイズやレイテンシーが発生してしまいます。更に悪い事に、デジタルのドライ信号とウェット信号のミックス前にアッテネーション(信号レベルを下げる)が行われる場合があります。その後、信号レベルを上げるため変換ノイズまで一緒に増幅してしまいます。このような音質へ悪影響を与える恐ろしい事態を避けるため、BigSkyのドライ信号は完全なアナログパスを採用しています。
我々が現在知る限り、プログラム可能なMixコントロールを搭載し、アナログ・ドライ信号パス方式を採用しているのはstrymonだけです。ドライ信号がデジタルに変換されないだけでなく、プリセットごとにMixレベルが設定でき、それをセーブ/リコールできる点が重要なポイントです。何故ここまで徹底するのでしょうか...?それはノイズの軽減とダイナミックレンジの向上がサウンドに劇的に影響するからです。
12種類のモジュレーション・マシーン
自然に広がる音の反射とゆっくり重ねられてゆくリバーブ音は、美しく汎用性が高いリバーブの代表的なエフェクトです。‘Concert size’の設定でのリバーブ・サウンドは、バランスが良く、温かさと広がりを備えています。‘Arena size’設定は、非常に大きく、低域豊かで包み込むような響きが特徴です。
プレートは初期反射音が無く、立ち上がりが早く深みのあるリバーブが特徴です。様々な楽器やボーカル、パーカッションなどと相性が良く、音景に深みを益すことができます。ToneコントロールとLow Endのパラメーターは使いやすく、周波数調整を確実にサポートします。
スタンドアローン型のスプリング・タンクで作られるリバーブは、60年代のサーフ・ミュージックやマカロニ・ウェスタン音楽の定番サウンドとなりました。Tone、Mix、Dwellのコントロールによって、温かくメロウなサウンドから跳ねるようなサウンドまで自在に作り出す事が出来ます。
Swellは、エフェクト音だけをボリューム・ペダルで操作しているように緩やかに上昇させる事ができます。逆に、ドライ音がリバーブに緩やかにミックスされてゆくように設定する事も可能です。
90年代、よりスムーズに減衰してゆくサウンドが得られるように、拡散(デフュージョン)ブロックが追加されました。その副作用としてリバーブが出来上がってゆくエンベロープが遅い傾向があります。それは、ゆっくりとビッグなアンビエント・サウンドが ‘blooms’という名のごとく、花が咲くように広がってゆきます。リバーブが高いミックスでも自然とドライと馴染みます。
70年代後半に開発されたゴージャスでビッグなアンビエント・リバーブです。当時では考えられなかった現在の進化した処理能力により、リアリティーと空想の狭間を音で表現できます。
クワイアーがバックグランドで唄っている様なリバーブを奏でます。母音のレンジの強さを設定して、Decayコントロール・ノブで響きを調整します。Modulationパラメーターを上げると、様々な声が入り混じった、より生き生きとしたサウンドになります。
設定可能な2声のピッチシフト音声がリバーブ信号に追加され、煌びやかでファンタジックなサウンドを作り出します。ピッチシフト音声はリバーブ信号から作り出され、きらめきと美しさを最大限に引き出します。Modeパラメーターの量により、くつろいだサウンドから、本格的で壮麗なサウンドまで調整する事ができます。
50年代後期、ギターをリードボイスとして強調する為、マルチヘッドのエコーサウンドが新たなスタイルとして生まれました。マグニート・マシーンは、クラシカルなマルチヘッド・エコー(3、4、6ヘッド)の全ヘッドが再生している状態を再現します。Pre-Delayコントロールノブは、フィードバックを加えます。Diffusionパラメーターは、ディレイとリバーブの境目を分けるレスポンスをコントロールし、新たなアンビエンス感を調整します。
リバーブの定義を無視したサウンド・シェイプが、スペシャル・エフェクトや独特の効果を作り出します。3種の逆回転シェイプ(Swoosh、Reverse、Ramp)や「ゲート」等が選択できます。Feedback、Late Reverb、Diffusionパラメーターを操作して、時空移動を思わせるような広がりのあるサウンドが体感できます。
音響心理学を利用した精度の高い小空間リバーブです。部屋の中で自分とアンプの位置を移動したような効果が得られます。選択された部屋の形状と音源位置から、250の反射音を緻密に計算して自然なリバーブを作り出します。音響心理学が人の聴覚に影響し、常識を超えたアンビエントスペースを楽器やボーカルに効果的に加えます。部屋のシェープによる効果の違いをお試し下さい。
最も用途が多いリバーブタイプの一つです。このアルゴリズムは、しっかり音響調整されたスタジオのアンビエンスから、大きなナイトクラブまで、幅広いルームタイプのリバーブを生み出します。Tone、Diffusion、Low Endのコントロールで、障害物によるリバーブの減衰の度合いや広がり感を調整します。
リバーブは最もプロセッシング・パワーを必要とするエフェクトの1つです。 BigSkyには非常識なほどパワフルなSHARC ADSP-21369を搭載しました。このプロセッサーは333MHzの処理能力、ピーク時には2.4GigaFLOPSのパフォーマンスを誇ります。この数値を開発者のように理解する必要はありませんが、サウンドが全てを伝えてくれます。このハイパワーなプロセッシング・プラットフォームのおかげで、全く妥協の無いリバーブを開発することができました。
外付けのエクスプレッション・ペダル(別売)を接続し、任意のコントロールをペダルで操作する事が出来ます。操作するコントロールは、プリセット毎に保存可能です。 また、外付けのモメンタリー・スイッチ(別売)を接続することで、プリ・ディレイのタイム(MagnetoとNonlinearの場合はDecayのタイム)をタップ操作することが出来ます。
特定のパラメーターをより細かく調整したいですか?
BigSkyは、パラメーターを前面パネルのParamコントロールにプリセットごとにアサインすることが出来ます。使用頻度の高いパラメーターを前面パネルで操作できるようにすると、更に直感的なサウンド・コントロールが可能になります。
使用中のプリセットのフットスイッチを長押した時、Infinite Sustainまたは、Freezeのどちらかのエフェクト・サウンドをホールドする事ができます。
Infinite Sustain:新しく弾いた音も、鳴り続けているリバーブ音に追加されます。
Freeze:新しく弾いた音は、鳴っているリバーブ音には加えられません。
Spilloverをオンにすると、次のプリセットに切り換えた時、前プリセットのリバーブが鳴り続けます。Reverb Persistをオンにすると、バイパスに切り換えた後もリバーブ音が鳴り続けます。
複雑なMIDIシステムをお使いですか?BigSkyはあらゆるMIDI機能に対応しており、任意のパラメーターコントロール、スイッチィング、プリセットチェンジ等のMIDI操作が可能です。また、MIDI → USBケーブルとリブラリアン・ソフトを使用して、コンピューターにプリセットのバックアップを保存する事もできます。
BigSkyには最大300個のプリセットを保存する事が出来ます。前面パネルのスイッチを使用してバンクを上下し、簡単にプリセットを呼び出すことが出来ます。画面に表示されるプリセット名も自由に決めることができ、プリセットをMIDIで呼び出すことも可能です。
リバーブ・マシーンのタイプを選択します。このコントロール・トグルを押してBANK とBPM 表示を切り替えます。また、長押しするとプリセットがセーブできます。
画面にタイムが表示されているときに、このコントロールを回すとディケイ・タイムの微調整を行う事が出来ます。
リバーブのディケイ(残響の減衰)タイムを調整します。設定可能な範囲は、選択したリバーブ・マシーンによって変わります。
ドライ信号に対して、リバーブ音が鳴り始めるまでの時間を0〜1.5秒の間で調節します。
ドライ信号とウェット(エフェクト)信号のバランスを調整します。最小でドライ100%、最大でウェット100%に設定できます。3時の位置で1:1のミックスが得られます。
リバーブの高域を調整します。低い設定では暗く温かいサウンドになり、高い設定では明るく歯切れの良いサウンドになります。12時の位置で、バランスの取れたサウンドが得られます。
プレイ中のリバーブ・マシーンのパラメーターを1つ割当できます。メニュー画面からVALUEエンコーダーで割当てたいパラメーターを選択し、VALUEを長押しながらPARAM 1エンコーダーを回してください。
リバーブにモジュレーションを加えます。低い設定ではリバーブ中の時系の揺れが少なく自然な効果が得られます。高い設定では深い揺れの効果が得られます。
プリセットのオン/オフを行います。また、プリセット使用時のLED表示は次の状態を示します。
緑色:エフェクトONオレンジ色:プリセットのエディット途中
消灯:エフェクト・バイパス
また、フットスイッチAとBを同時に押すと低いバンクに移動し、フットスイッチBとCを押すと高いバンクに移動します。バンク切換え時、ディスプレイには「B.A.N.K」と表示され、フットスイッチAまたはB、Cを押してバンク中のプリセットを選択すると操作が完了します。
ハイ・インピーダンスの入力端子です。モノラル接続する時は「LEFT IN」(左)端子を使用して下さい。
モノラル接続する時は「LEFT OUT」(左)端子を使用して下さい。
エクスプレッション・ペダルを接続すると、割り当てたパラメーターをペダルでコントロールすることができます。
ダイレクト・レコーディングやフルレンジのPAシステムに接続する時には、ギターアンプのスピーカー・レスポンス・エミュレーションが使用できます。
全てのMIDI機能(MIDI CC、プログラムチェンジ etc)が使用可能なMIDIインプット&アウトプットです。
9VDC センターマイナス/300mA(以上)のアダプターをご使用ください。
- Mono & Stereo 接続
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Strymonのデジタルペダルは3種類のモノ、ステレオ接続が可能です。
モノ入力→モノ出力
BigSky、Mobius、NightSky、TimeLine、Volante:TSインストルメントケーブル(モノ)をL入力へ、 TSインストルメントケーブル(モノ)をL出力へ接続します。TimeLineと Mobiusのみ、バックパネルのSTEREO IN/OUTスイッチをFEEDBACK LOOP側に設定します。モノ入力→ステレオ出力
BigSky、Mobius、NightSky、TimeLine、Volante:TSインストルメントケーブル(モノ)をL入力へ、TSインストルメントケーブル(モノ)を両L&R出力へステレオ接続します。 TimeLineと Mobiusのみ、バックパネルのSTEREO IN/OUTスイッチをSTEREO側に設定します。ステレオ入力→ステレオ出力
BigSky、Mobius、NightSky、TimeLine、Volante: TSインストルメントケーブル(モノ)をL&R入力へ、TSインストルメントケーブル(モノ)をL&R出力へ接続します。TimeLineと Mobiusのみ、バックパネルのSTEREO IN/OUTスイッチをSTEREO側に設定します。
- プリセットのバックアップ方法
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BigSkyのプリセットのバックアップには、Strymon Nixieソフトウェアがお使い頂けます。
詳しくは、関連情報の「NIXIE:プリセット管理用ソフトウェア」をご覧ください。
- ファクトリーリセットの方法
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リセットには、ファクトリープリセットとグローバルセッティングの2種類があります。
ファクトリープリセット・リセットこのリセットを実行すると保存したプリセットが全て消去されます。実行後は全てのプリセットがファクトリーに書き換えられます。
- A & TAPフットスイッチを同時に長押しします。(BigSkyの場合:A & C フットスイッチ)
- ディスプレイにはREINITと表示され、完了するとCOMPLTと表示されます。電源が切られない限り同じ状態です。
- 電源を切り、再度電源を投入します。
- グローバルセッティング・リセット
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GLOBALSメニュー中の全てのグローバルセッティングが、ファクトリーセッティングに書き換えられます。
- TYPEエンコーダーを長押ししながら電源を入れます。
- ディスプレイにはREINITと表示され、完了するとCOMPLTと表示されます。
- 電源が切られない限り同じ状態です。
- パラメーターの変更の仕方
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strymon ビッグペダル3機種において、リバーブ、ディレイ、モジュレーションでは共通したパラメーターが使われています。パラメーターメニューへのアクセスは簡単です。
- Valueエンコーダーを押します。
- Valueエンコーダーを回し、異なるパラメーターオプションからスクロールします。
- メニューオプションを選んだら再度Valueエンコーダーを押します。
- 変更後、改めてValueエンコーダーを押しモードから出ます。
- Typeエンコーダーを押して、パラメーターメニューから出ます。
- グローバル・パラメーターの変更方法
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グローバルセッティングの変更は、選択されているプリセットにかかわらずパラメーターが全て変更されます。
- Value エンコーダーを2秒ほど長押しし、Global Menuに入ります。
- Valueエンコーダーを回して、グローバル・メニューのオプションをスクロールします。
- メニューオプションを選んだら再度Valueエンコーダーを押します。
- 変更後、改めてValueエンコーダーを押しモードから出ます。
- Typeエンコーダーを押して、パラメーターメニューから出ます。
- MIDIパッチチェンジ・リファレンスチャート
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両機ともトータル2バンクx100のプリセットが保存できます。これらはMIDI PC(プログラムチェンジ)でアクセスできます。
Bank 00A:PC#0を送りリコールします。
Bank 00B:PC#1を送りリコールします。
リファレンスチャート:
https://www.strymon.net/downloads/bigsky/bigsky_midi_program_changes.pdf
- BigSkyのTAPテンポで他のペダルのTAPをコントロールできますか?
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外部からエクスプレッションINに接続されたTAPフットスイッチからTAPを受けられますが、TAPコマンドを出力することはできません。
- 推奨エクスプレッションペダル
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Moog EP-2/EP-3、Roland EV-5、Mission Engineering EP-1&EP-25K等のTRS接続が可能なエクスプレッションペダルを推奨します。使用インピーダンスは最小25kΩです。
- 外部タップ入力用のフットスイッチ
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strymon MiniSwitchをお使いください。他のスイッチを使用したい場合は、モメンタリー動作のスイッチをお選びください。
(TipとSleeve間がグランドまたは0VDC、Ring/5VDCで動作します。)
- プリセットのネーミング方法
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ファーストステップ:
- Value エンコーダーを2秒ほど長押しし、Global Menuに入ります。
- Valueエンコーダーを回して、グローバル・メニューのオプションをスクロールし「NAME」で止めます。「NAME」で Valueエンコーダーを押し、ONにするかスクロールします。
- Typeエンコーダーを押して、グローバルパラメーター・メニューから出ます。
プリセットのネーミング:- あなたのカスタムパッチを呼び出します。
- Valueエンコーダーを押し、コモンパラメーター・メニュー(Common Parameter Menu)に入ります。
- Valueエンコーダーをスクロールして「NAME」オプションで止めます。
- Valueエンコーダーを押し、Valueエンコーダーでパッチの名前を変更します。Typeエンコーダーで名前に使う文字を変更します。
- 完了したらValueエンコーダーを押して「NAME」オプションから出ます。
- ネーミングが完了してからプリセットを保存しないと、カスタムネームはセーブされません。
プリセットの保存:- Typeエンコーダー2秒ほど長押しします。
- Valueエンコーダーを回して、保存したいバンクロケーションを選びます。
- A or Bのフットスイッチを押しセーブします。LEDスクリーンに一瞬SAVINGの文字が表示され、あなたのパッチがセーブされます。
- MIDIクロックを出力できますか?
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MIDIクロックを受けることはできますが、外部機器へのMIDIクロック出力はできません。
- 外部タップスイッチは使用可能ですか?
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外部タップスイッチからのタップ入力は可能です。TRSタイプのエクスプレッションをEXP MBグローバルのTAPで外部使用を選びます。
- プリセット・ライブラリアンのダウンロードと使用方法
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Strymon Preset Librarian ダウンロード:
macOS:Download PC:Download最新リリース:Version 0.9.4.3
プラットフォーム: Mac OS X:10.6.8 − 10.14、Windows:7 − 10
詳細はStrymon Github pageをご覧ください。
- Strymon Librarianとの接続
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ダウンロードが完了したらstrymonペダルとコンピューターをMIDIインターフェースで接続します。
(Roland UM-ONE、Yamaha UM-16。MIDI端子を備えたオーディオインターフェースが使用できます。)インターフェースMIDI OUT – strymonペダル MIDI IN、インターフェースMIDI IN – strymonペダル MIDI OUTに接続します。
ソフトウェアを起動してSETTING>MIDI SETUPメニューオプションを開きます。MIDI IN & MIDI OUTのデバイス設定を行います。
- プリセットのバックアップ
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ライブラリアンのメインスクリーンは、図のようにデバイスリストとワークリストがあり、変更はワークリスト(Work List)で行います。SYNCボタンで両リストは同期されます。MIDIセッティングでインターフェースとの接続が完了したら、Fetchボタンでデバイスからワークリストへプリセットをロードします。
プリセットのローディングが終わったら、セーブボタンで全てのプリセットをコンピューターにセーブできます。(ファイルの拡張子.syx)すると、以下のウィンドウがロケーションを表示します。
- ペダルへプリセットをロードする
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単一プリセットやプリセットファイルをペダルへロードする場合、デバイス&ワークリストへペダルからプリセットをロードする場合、いずれもFetchボタンを押して行います。(プリセットのマネージメントには、毎回Fetchボタンを押すことを忘れないようにしましょう。)Openボタンでプリセットバンドルファイル(ファイルの拡張子.syx)をワークリストへロードします。
ワークリストへロード後、デバイスリストと異なるプリセットはレッドで表示されます。ペダルメモリー全て変更する場合はSyncボタンで実行します。
注意:バックアップファイルのロードはメモリーを上書きします。ペダルへの単一プリセットロードは、ワークリストでそれをハイライトしてからLoad Oneボタンで実行します。新プリセットはレッドでワークリストに表示され、Syncボタンでペダルメモリーにロードされます。
- 電源仕様
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strymon Ojaiの使用を推奨します。必要な消費電流は300mA min.です。9VDC以上の電圧、AC電源に接続しないでください。故障の原因になります。本機の仕様と異なる電源と接続した場合の故障は、保証修理の対象にはなりません。お気をつけください。
- 電源のデイジーチェーン接続は可能ですか?
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エフェクター用の分岐ケーブルでのデイジーチェーン接続は、グランドループによるマグネティックフィールドで発生するハムノイズの信号パスへの混入を引き起こします。BigSkyを他のエフェクターとデイジーチェーン接続による電源供給を行わないで下さい。ペダルボードで複数のエフェクターと組み合わせる場合は、各電源出力が完全にグランドがアイソレート(2段のトランス絶縁)をされているOjaiの使用を推奨します。
※ 画像はCloudburstを使用した例です。
Strymon Updateソフトウェアの使用について
Strymon Update 2.0 ソフトウェアをコンピュータにインストールした後、電源オンのデバイスをコンピュータに接続してアプリケーションを実行します。
下記より、ダウンロードするコンピューターに合わせたソフトウェアをダウンロードをしてください。
Download Version.2.0.0.4
macOS Windows必要システム環境
macOS 11.6 以上
Windows 10 以上
- USBポートを備えた Strymon ペダルまたはEurorackモジュールの場合は、互換性のある電源からスペックに適合した電源を供給し、USB 経由でコンピュータに接続します。
- Conduitの場合は、デバイスを USB経由でコンピュータに接続します。 USB 経由で接続した場合は、Conduitへ外部電源を接続しないでください。
- BigSky、Mobius、および TimeLine の場合は、外部電源から電力を供給し、ペダルのMIDI IN&MIDI OUTポートを使用して Strymon Conduitなどの互換性のある MIDIインターフェイスでコンピューターに接続します。
これらのペダルの GLOBLS メニューで、MIDI THをON またはMERGEに設定します。
Strymon Update 2.0ソフトウェアは、接続されたデバイスを自動的に検出し、インストールされている現ファームウェアバージョンと、接続されているデバイスで使用可能な最新バージョンのファームウェアを表示します。
ソフトウェアの右上にあるボックス(※画像の「❶」)には、ソフトウェアに接続されている検出された互換性のある製品の数が表示されます。このボックスをクリックしてメニューを開き、Strymon Update 2.0 でアップデートを実行する製品を選択します。
- 接続されたデバイスで使用可能な新しいバージョンのファームウェアがある場合は、INSTALL UPDATE ボタンをクリックしてアップデートを実行します。
- 完了すると、インストールされたバージョンが使用可能なバージョンと一致し、デバイスが最新であることを示します。
- デバイスをコンピュータから取り外します。
- デバイスを使用する準備が整いました。
Strymon Update 2との接続方法
BigSky、Mobius&TimeLine
これらのペダルは外部電源から必ず給電し、(USB 接続がないため)Strymon ConduitなどのMIDIインターフェイスでMIDI IN&MIDI OUTポート接続ます。これらのペダルの GLOBLSメニューで、ペダルがソフトウェアと通信できるように MIDI TH を ON または MERGEに設定します。
Conduit
Conduitへの電源接続をすべて取り外し、USB-C ジャック経由で付属USB-Cケーブルでインターフェイスをコンピューターに接続します。
Compadre、Riverside&Sunset
これらのペダルには、ペダルのシャーシ内にマイクロUSBポートがあり、底板を取り外すことでアクセスで、ペダルの左側にmicro-USBポートがあります。ペダルをコンピューターのUSBポートに接続するにはmicro-USBケーブルが必要です。
blueSky v2、Deco v2、DIG v2、El Capistan v2、Flint v2&Lex v2、ZELZAH
給電されているペダルの(ペダルの背面)USB-CジャックとコンピューターをUSB-C ケーブルで接続します。
Iridium、NightSky&Volante
給電されているペダルの(ペダルの背面)USB-CジャックとコンピューターをUSB-C ケーブルで接続します。
Magneto、StarLab ユーロラック
Magneto(&StarLab)には、モジュールの背面、回路基板上にUSB-mini ポートがあります。付属のUSB-mini ケーブルでモジュールをコンピューターに接続し、アップデートしている間は、Magnetoに外部電源から供給が必要です。
Strymon アップデート2のトラブルシューティング
Strymon Update アプリケーションを使用してデバイスを更新の際に問題が発生した場合、ソフトウェアにテキストが表示されたり、デバイスの動作が通常と異なる場合があります。
バージョンナンバー
ファームウェアの更新には 2つの部分があります: USER および DSPファームウェアです。オリジナルの工場出荷時のファームウェアで駆動するMagnetoモジュールを接続すると、「インストールされたバージョン/ installed version」は「1.00」と表示されます。お使いのデバイスで更新が中断されたり、更新の一部しかインストールされていない場合、「インストールされたバージョン」に異なる表示が出ます。例えば、USERコードが更新されても、DSPコードがまだ元の工場出荷時のバージョンである場合、ファームウェアの2つの部分が同期していないことを示す「D114-U042」が表示されます。これが発生した場合:
- アップデートを再度実行して、単一のバージョン番号 (例: 1.14) が表示されるを確認します。
- ファイル形式のエラーが発生した場合は、[はい/ Yes] を選択して更新を続行します。問題が解決しない場合は、suport_rs@allaccess.co.jpに電子メールを送信して、問題の詳細、コンピューターシステムと接続、および受信したエラーメッセージを記載してください。
LEDの点滅
ファームウェアの更新中に問題が発生した場合、ユニットの1つまたは複数のLED が白く点滅することがあります。これは、デバイスが「更新モード/ Update Mode」にあり、更新の実行を待機していることを示しています。 Strymon Updateソフトウェアは、このモードの間、デバイスを「strymon_recover」として認識します。デバイスを通常の機能に戻すには、以下の2つのオプションがあります。:
- Strymon Updateソフトウェアでもう一度アップデートを再実行します。
- デバイスからUSB ケーブルと電源を取り外し、電源を再投入します。デバイスは通常の機能で起動します。
これらを実行しても問題が解決できないときは、suport_rs@allaccess.co.jpに電子メールを送信して、問題の詳細、コンピューターシステムと接続、および受信したエラーメッセージを記載してください。
オーディオ・クオリティ
- 超低ノイズ&ハイパフォーマンス 24-bit 96kHz A/D & D/A コンバーター
- SN比:≦115dB (ウェット/ドライが50%/50%時)100%ドライ時は120dB、100%ウェット時は109dB
- アナログ・ドライ・パス設計(原音はAD変換されません)
- ハイエンドHifiレベルの入出力アナログ・セクション
- 2.4Gigaflopsピーク・パフォーマンスを誇る333MHz SIMD SHARCを搭載
- 32-bit 浮遊演算プロセッシング
ハードウェアとコントロール
- 最大300プリセット
- LEDディスプレイがプリセット、 BPM/タイム、パラメーターを表示
- フルMIDI機能を搭載
入出力
- ステレオ In & Out
- バイパス:トゥルー・バイパス / アナログ・バッファード・バイパス
- エクスプレッションペダル
- MIDI In & Out
その他
- 入力電圧:9VDC センターマイナス、300mA
- サイズ:172mm(幅)×130mm(縦)×33mm / 49mm(高)
- 軽量、堅牢なアルマイト処理アルミシャーシを採用
- Made in USA