TITLE

ギタリスト スティーブ・ルカサー 氏が語る blueSky & Lex レビュー

  • 2012年4月12日
  • アーティスト
ギタリスト スティーブ・ルカサー 氏が語る blueSky & Lex レビュー

2012年は、ジョー・サトリアーニ&スティーブ・ヴァイの「G3」に参加し、トップ・ギタリスト同士の夢の競演をオーストラリア各地で成功させたスティーブ・ルカサー。
今回は、昨年のTOTO日本公演に続いて、一昨年にリリースされた自身9枚目のソロ・アルバム「All’s well that ends well」を中心とする来日公演の中から、4月11日に開催された赤坂BLITZのバックステージにお邪魔してきました。

昨年のTOTO来日公演から、ペダルボードが変わっているね?

そうなんだよ。一番お気に入りのblueSkyとLexをペダルボードに入れてある。昨年のTOTOツアーの後、ペダルボードに無理矢理入れてあったんだけど、G3のツアー前にボブ・ブラッドショウにやり直してもらったんだ。

この日本公演が終わったら少しの休みがあるから、ディレイをTIMELINEに入れ替えるつもりなんだ。 TIMELINEは、単純なステレオ・ディレイじゃない設定で使っているから、プログラムの設定をもう少し詰めたいと思っていてね。でもまだ、色々なアルゴリズムを十分把握していないから、じっくりとやるつもりだよ。

それと、Tube Screamerも最近あんまり使っていないから、ここにショート・ディレイを入れたいんだ。strymonの緑のヤツがあったよね? ブリガディールだよね。

strymonのスタッフに連絡しておくから、色々と試してみるといいよ。 あと、今日は新製品を見せたかったんだけど、間に合わなかったんだよ。リバーブとトレモロのコンビネーションユニットなんだ。

strymonは全部気に入ってるんだ。ペダルボードには入れてない機種もあるけど、スタジオでは全部使ってる。(笑) だから、たぶんそのリバーブも良さそうだし、早く試してみたいね。blueSkyにトレモロがくっついた感じ?

いや、もっとノスタルジックな音さ。 blueSkyとは違ったリバーブが入っていて、60、70、80年代の代表的なリバーブサウンドを網羅しているんだ。それに、トレモロはチューブアンプに入っていた3タイプを完全に再現している。きっと、気に入ってもらえると思うよ。ところで、先月のG3はどうだったの!?

(余韻に浸りながら)……楽しかった。 オーストラリアとニュージーランドで11公演もやった! 楽しかったなぁ。

この公演の後には、少し休んでからTOTOとRingo Starrのヨーロッパ・ツアーがある。 Ringoのツアーは、トッドラングレンやMr. ミスター…それぞれが持ち歌を演奏するスタイルで、俺も何曲かプレイする。Ringoはビートルズチューンや彼のヒット曲さ。これも楽しみなんだ。