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Soul Press の少し突っ込んだ説明

  • 2017年12月11日
  • HOTONE
Soul Press の少し突っ込んだ説明

デザイン

Soul Pressを開発するにあたり、持ち歩けるコンパクトサイズで、しかもWahペダルのフィーリングを損なわない大きさにこだわりました。
その結果、このサイズにたどり着いたわけです。
また、プレーヤーにとってWahペダルの踏み心地が重要であることは熟知していたため、オールドCry Babyのストローク角度を採用しました。

Soul PressはレギュラーサイズのWahより小さいのですが、9Vバッテリーを内蔵できるように設計されています。
バッテリー交換も写真のようにコインでコンパートメントが開けられます。

Hotone Skylineシリーズと同様、本機もトゥルーバイパス回路を採用しています。 ボトムの大判ラバーがペダルスイッチングもサポートします。

本機には、エクスプレッションに於いてはスムーズなカーブ、ボリューム&ワウではノイズが少ない特別仕様のポットを採用しました。

入力ジャック側にはモードセレクターと9VDC INがあります。
モードスイッチからWah、Volume、Expressionの3機能が選択できます。
Wah、Volumeモードでは、トゥルーバイパスですからバイパス時の入力信号が直接出力されます。
Expressionモードは電源が必要ありません。

出力ジャック側にはBottom Valueコントロールがあり、Volume、Expressionの最低値が設定できます。

モード

Wah(ワウ)モード

Wah モードはクラシックCryBaby* 回路をベースに独自のモッドを施しました。

入力段にバッファー回路を設け、インピーダンスの違いによるサウンドの変化を解消しました。
さらに出力段にもバッファー回路を設けて信号レベルを上げてドライブ力を増加しています。

また、ワウサウンドをベストに仕上げるために、異なるタイプのコンデンサーを組み合わせて使用しています。

ご存知のように、最も重要なワウのコンポーネントはコイル(インダクター)です。
70年代〜80年代のビンテージワウで使用されてきたイタリアンFaselインダクターを収集し、テストを重ねました。
それらの中から最もサウンドがマッチしたモデルのレプリカを完成して、Soul PressのWah回路に採用しています。

Volume(ボリューム)モード

Volumeモードはアクティブ回路を採用しています。
クラシックなパッシブタイプとは異なり、バッファー回路によりシステムの初段でも最終段でも使用できるようにしました。

Expression(エクスプレッション)モード

Expressionペダルは電源無しで使用できます。ブロック図のように、デジタルエフェクターで一般的なステレオ1/4”ジャックを使用しています。
また、このモードはキーボードのエクスプレッションにも使用できます。