- 2020年3月10日
- ギター関連

まず、Iridiumのユーザーマニュアルの23ページをご覧ください。http://www.allaccess.co.jp/strymon/iridium/IRIDIUM_USER%20MANUAL_JP.pdf
Iridium、Sunsetの1/4”フォーンMIDIを使用し、ペダルボードで他のMIDIペダルと組み合わせるには、2つの方法があります。
1.Strymon Z120-SMRT(又は、RMRT)を使用する。
これらのケーブルは双方向にMIDIデータやり取りをしますので、マニュアル図のように一対一のみで使用できます。1/4フォーンサイドを分配することはできません。


2.1/4”コネクターを使用するMIDIコントローラーを使用する。
Iridiumマニュアル中の図のように接続します。エフェクター側はMIDIのPCやCCを受けるようにシステムを組み上げますから、MIDIメッセージの受信だけになります。よって、接続ケーブルはTSでもOKです。(図にはTRSが使われています。)
● ペダルボード

MIDI機能を備えたstrymonペダル4台のプリセットをMIDI PCでリコールできるようにセットアップしてみました。
Empressのmidiboxを使い、MIDIコントローラーからのMIDI PCをIridiumとSunsetに送ります。このコンビネーションでクリーンから激歪まで、完全フルプロ=アンプ&ドライブ/ブーストが完成しました。
さらに、MIDI PCを5pin MIDI ThruからVolanteとBigSky(Volante MIDI Out/Thruから)へ送ります。
Iridiumの後に空間系のエフェクター2機種をパラレルミックスしています。このミキサー出力から、ライブミキサーやオーディオインターフェースへ直接接続できます。アンプが必要ないシステムの完成です。
● MIDI コントローラー
このボードでは、サイズを優先してHOTONE Cyberyを使用して組み上げました。Cyberyは3xMIDI チャンネルが同時に出力できますから、各ペダルに別チャンネルでメッセージが送れます。しかし、今回はPCのみを切り替えるので、シンプルに1xMIDIチャンネルを使って、ペダル側でリコールするプリセットで合わせます。
ノート:IridiumとSunsetのプリセットのセーブ法が、「PCメッセージを受けてプリセット設定(マニュアルページ28p)するので、プログラムチェンジ(PC)でリコールするプリセットをペダル側で受けて完了します。今回使用しているCybery MIDIコントローラーは、信号ループは使用していません。
● ループスイッチャー&MIDI コントローラー
さらに、セッションorツアープレーヤーのように、楽曲毎にPCとCCを使って複雑なセティングをする場合は、Musicom LAB EFXシリーズのようなループスイッチャー&MIDI コントローラーを使用します。直列に接続されるエフェクターはループでon/offします。*(EFX MKV & LEは接続順の変更にも対応しています。)MusicomLAB パラレライザーを加えれば、空間系のパラレルミックスもMIDIコントロールが可能になります。デモペダルボードでは、VolanteとBigSkyをパラレルミックスし、それらのループon/offをMIDIでコントロールしています。

