


天空からの響き
あなたのペダルボードにVOLANTEが新たな表現力を加えてくれます。
VOLANTEは、マグネティック・ドラムエコー、テープエコー、スタジオエコーの3タイプが可能なマルチヘッドディレイです。ルーパー機能やスプリング・リバーブも加え、そのサウンドはまさに天空からの響き。無限のサウンドメイキングをお楽しみください。
VOLANTEは、過去に描かれた未来をモチーフにしたレトロフューチャーな世界を想像させるトーンを届けてくれます。アンビエントなエコーとオーガニックなフィードバック、わずかな歪みが、あなたが奏でる楽器を別の世界に誘います。
Strymonの類まれな高いサウンドクォリティーと直感的な操作性が、あなたのペダルボードを別次元へ導きます。VOLANTEは、マグネティック・ドラムエコー、テープエコー、スタジオエコーの3つのマルチヘッドディレイに、ルーパー機能とビンテージ・スプリング・リバーブを加え、リミットレスな可能性をパワフルに見せてくれます。
Vintage Vibe.
クラシックなテープエコー&ドラムマシーンのニュワンスとその複雑さを、長い研究を経て克明に再現しました。マグネティック・メディアのサチュレーション特性や、メカニカルや媒体の劣化など、VOLANTEはそれらのバイブをサウンドに反映してくれます。
Multi-Head Maven.
VOLANTEはマルチヘッド・エコーマシーンの全てを経験させてくれます。コントロール面にある4x再生ヘッドやそれらのフィードバック、パンニング、レベルが、マルチヘッドの音作りをサポートしてくれます。複雑なリズミックディレイやリバーブのような雰囲気のサウンドが簡単に作れます。
未曾有のコントロール力を備えたドラムディレイ
ドラムエコーは、豊かな倍音と暖かさ、それに加えて独特のサチュレーションサウンドでよく知られています。そのサウンドの秘密は、何段にも及ぶ真空管回路にあります。それらは入力バッファー、ミキサー部、録音再生アンプ、トーン回路、出力ミキサーと、全て真空管で構成された回路なのです。VOLANTEはそのドラムエコーの音のエッセンスを全て再現することに成功しました。工場から出荷したばかりのフレッシュマシーンからツアーで酷使されたマシーンまで、コントロール設定だけでVOLANTEが再現してくれます。
クラシックなテープエコー
VOLANTEは、マルチヘッド・テープエコー・マシーンのテープサチュレーションや、独特のノンリニア再生特性を完全に再現できます。マシーンの状態、ヘッド性能の劣化、テープ劣化に至るまで再現し、リッチで複雑なトーナリティーのビンテージエコーサウンドを、安定したモダンテクノロジーで楽しんでいただけます。さらに、ビンテージ機器のイレギュラーな再生ヘッドスペースによるディレイコンビネーションまでも再生できます。
プロフェショナルスタジオのテープサウンド
50-60年代のプロフェッショナルスタジオで使用されていたオープンリールのテープマシーンは、フルレンジのオーディオ信号を正確に再現できました。その時代のクリエイティブなスタジオエンジニアは、それらのテープマシーンを駆使したエフェクトで音を仕上げていました。VOLANTEのstudioモードでは最も劣化の少ないリピート音がいくらでも再生でき、オープンリールのテープマシーンの、フルボディーのリッチなスタジオディレイを再現してくれます。
サウンド・オン・サウンド
マグネティングテイストのサウンド-オン-サウンド
ループの音質も変えられます。ループの逆再生は簡単フットスイッチ操作、PAUSEでテープマシーンのように止められます。ループのスピード変更は、同時にピッチも変更されます。エコーモードのサウンドは、サウンド-オン-サウンドでもそのまま変わりません。ループが完成したら無限リピートで再生できます。その際、ループ録音ヘッドは切り離されます。

可変できるヘッドスペース
一部のマルチヘッドテープエコーは、再生ヘッドのスペース(間隔)が均等ではありません。これにより、リピート設定により非常に興味深いサウンドが生まれます。VOLANTEにはSPACINGコントロールがあり、次の4種類がモーフ設定できます。
- Even(均等)
- Triplet(3連タイプ)
- Golden Ratio(密度が高く、オーバーラップしないエコー)
- Silver Ratio(4部音符ベースのリピートがオーバーラップしないエコー)

各再生ヘッドのプレイバックレベルとフィードバック設定が可能です。
各再生ヘッドのプレイバックレベルは、フルボリューム、1/2ボリューム、オフの設定が可能です。また、フィードバックのオン/オフもヘッド毎にできます。これらのセッティングコンビネーションは、リズミックなディレイパターンやユニークな雰囲気を演出してくれます。

VOLANTEが届けてくれるのは、ウォームで官能的なディレイサウンドだけではありません。録音レベルを、REC LEVELを上げることによって生まれるテープマシーン独特のサチュレーションも見逃せません。アナログclass-A JFETの入力プリアンプが、あなたが望むサウンドを引き出してくれます。

クラシックなテープマシーンには、小型のスプリングリバーブ(タンク、f特性がかなり限定されていました。)を内蔵していたモデルがありました。VOLANTEはこのビンテージスタイルを継承して、さらにゴージャス&ジェントルなスプリングサウンドをディレイに加えられるようにアルゴリズムを追加しました。

本機はMIDIを使わなくても8つのプリセットへのアクセスが可能です。playback/feedbackの8つのボタンがプリセットケーションとなり、FAVORITEフットスイッチを用いてリコール/セーブが行えます。8個のプリセットで十分ではないプレーヤーには、MIDI経由で300プリセットのリコールが可能です。

パンニングが再生ヘッドごとに設定可能ですから、スペース感あふれる心理音響的ステレオディレイが生まれます。ディフォルト設定はすべてセンター定位です。

REPEATSコントロールを上げていくと、リッチに変化しスペース感溢れる雰囲気が生まれます。フィードバックの設定が、非常にミュージカルテーストに富んだサウンドに仕上げてくれます。是非、いろいろなセッティングを試してみてください。

SPEEDスイッチはレコーディング・メディアのスピードを決定します。3種のエコーマシーンをhalf、normal、doubleスピードで使い分けることができます。音質は早いスピードで高くなり、遅いスピードで低く(より暖かいサウンド)なり、MECHANICSで決めるメカニカルな劣化や媒体の不良がより顕著に現れます。

ONフットスイッチをホールドすると、すぐにフィードバックが繰り返されREPEATS設定に関係なく無限リピートが再生されます。フットスイッチを離すと前の設定に戻ります。

サウンド-オン-サウンドモードで、ONフットスイッチを押します。すると、ループの全長が逆再生されます。このリバース再生中も新たなサウンドをレイヤー録音することができます。

PAUSEフットスイッチ機能は、VOLANTEの特別な機能の一つです。ポーズ時のアナログ・テープマシーンのメカニカルなスローダウンや、リスタート時のスピードアップを再現しています。

VOLANTEはMIDIペダルボード中のメイン機として、MIDIフル機能をサポートし、300プリセット・ロケーションをサポートします。MIDIデータの送受信を、5-pin DIN、USB、またはエクスプレッション・ジャック(1/4”→MIDIケーブルが必要)で行えます。

エクスプレッションペダルを接続すると、インスタントに連続可変が可能になります。複数のコントロールを、同時にそれぞれの可変範囲でモーフィングコントロールできます。

VOLANTEは、入力レベルの切り替えスイッチで異なる入力ソースに対応できます。INSTポジションはギター等の楽器、LINEはアンプのfxループやシンセ(or ミキサー)の信号レベルに対応します。楽器だけではなく、スタジオ機としても使用していただけます。

マルチスイッチPlusをエクスプレッションジャック接続すると、3プリセット、SPEEDスイッチのリモートコントロール、トランスポート、サウンド-オン-サウンドモードのスイッチ機能が追加できます。

一般的なデジタル機では、ドライ信号は一度デジタルに変換されるため、変換時のノイズやレイテンシーが発生してしまいます。更に悪い事に、デジタルのドライ信号とウェット信号のミックス前にアッテネーション(信号レベルを下げる)が行われる場合があります。その後、信号レベルを上げるため変換ノイズまで一緒に増幅してしまいます。このような音質へ悪影響を与える恐ろしい事態を避けるため、VOLANTEのドライ信号は完全なアナログパスを採用しています。さらに、クラスA-JFETプリアンプの採用により、超低ノイズパフォーマンスと高い音質を提供できます。

三つの異なるマグネティック・メディアが選択できます。
- Drum:鉄ワイヤー音盤。ローからミッドの周波数が強調された雰囲気に富んだエコー。大きな信号や高いフィードバックでサチュレートします。
- Tap:ビンテージエコーマシーンのタイプです。暖かく、比較的クリーンな空気感溢れるサウンド。
- Studio:スタジオオープンリールの非常にクリーンなサウンド。
録音ヘッドへ供給される信号のアナログ・ゲインをコントロールします。
テープマシーンのメカニズムによるスピードの変化と、摩擦、折り目、つなぎ目や汚れ等のテープの状態をコントロールします。
エコーリピート(フィードバック信号)の低域周波数をカットします。
高域周波数の再生に影響するメディアと再生ヘッドの劣化を再現します。最小でフレッシュなフルバンドのサウンドです。
ヘッド4のディレイタイムをコントロールします。ヘッド1〜3のタイムはSPACINGコントロールで設定されます。ディレイタイムのレンジはSPEEDで下記のように選択されます。
- half:400ms – 4s
- normal:200ms – 2s
- double:100ms – 1s
選択したタイプのメカニカルの反応や忠実度に影響を与えます。同時にディレイ・タイムのレンジも変わります。
フィードバックをオンにしたヘッドのフィードバックを調整します。
ディレイ信号のレベルをコントロールします。
再生ヘッドのスペースを調整します。表示設定間を変化していきます。
スプリングリバーブのサウンドをミックスできます。このリバーブはエコーの後に接続されています。
各再生ヘッドのオン/オフを決めます。ヘッドボリュームはボタンを長押しして、1/2ボリュームとフルボリュームを切り替えます。
- グリーンLED:フルボリューム
- オレンジLED:1/2ボリューム
各再生ヘッドのフィードバックオン/オフスイッチです。また、このスイッチを押しながらTIMEノブで、各再生ヘッド信号のPANが設定できます。12時でセンター定位です。
エフェクトのオン/オフを行います。ホールドするとリピートが無限に繰り返されます。また、サウンド・オン・サウンド・モードでは、リバース再生になり、ホールドすると、録音が止まり直近のループが無限再生されます。
お気に入りのプリセットがリコールされます。サウンド・オン・サウンド・モードでは、ループのポーズとして働きます。長押しするとランプアップ&ランプダウンが加わります。
ヘッド4の4部音符設定のディレイタイプがタップインできます。TAP LEDがスピードに合わせて点滅します。

入力レベルを切り替えます。INSTはギターの入力、LINEはアンプのfxループやシンセやミキサーのライン信号に対応します。
ハイ・インピーダンスのオーディオ信号入力です。モノ入力の場合はLEFTを使用してください。RIGHT入力に接続すると、自動的に出力はステレオになります。
オーディオ信号出力です。モノラル使用時はLEFT OUTをお使いください。詳しくはフルマニュアルをご覧ください。
エクスプレッション・ペダル入力:エクスプレッション・ペダル、Tapペダル、1/4”→ MIDIケーブル、strymon MultiSwitch Plusが接続できます。
コンピューターへ接続してのMIDIコントロール、ファームウェア・アップデートに使用します。
全てのMIDI機能(MIDI CC、プログラムチェンジ etc)が使用可能なMIDIインプット&アウトプットです。
9VDC センターマイナス/300mA(以上)のアダプターをご使用ください。
- ディレイタイムの設定方法
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Volanteは、1つの録音ヘッドと4つの再生ヘッドからなるマルチヘッドディレイです。ディレイタイムは、録音と再生ヘッドの距離とヘッドを通るメディアのスピードによって決まります。そのヘッド間の距離が「TIME」ノブで、メディアスピードを「SPEED」スイッチで決めることができます。
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セッティングのヒント
- シングルディレイリピート:playbackを1つ選び(ボタン点灯)feedback ボタンを押さず(点灯しない)、REPEATS コントロールは0%にします。
- 複数のディレイリピート:playback ONの feedback ボタンをONにします。REPEATS コントロールを好みに応じて設定します。
- スタンダードな4分音符ディレイ:playback&feedbackの4だけをONにします。
- 付点8分のディレイ:playback&feedbackの3だけをONにし、SPACINGノブをtriplet にします。
- 8分音符ディレイ:playback&feedbackの2だけをONにし、SPACINGノブをtriplet にします。
- SPACINGのgoldenまたはsilverセッティングでは、playback&feedbackの2つ、それ以上をONにします。SPACINGノブがtriplet&playback 1あれば、最も短いディレイが得られます。このディレイタイムは、TIMEまたはTAPフットスイッチで設定する最も短いディレイの1/6になります。最小ディレイタイムは、playback 4&SPEEDセッティングが50ms – 2 secondsで、half speedかつTAPフットスイッチングを100msecディレイタイムを入力します。SPEEDをダブルにして25msec、playback 1では4.1msecが得られます。
- プレイバック&フィードバックボタンの使い方
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Pete Celi 氏の製品ガイドビデオをご覧ください。または、日本語マニュアルのpg. 4の「再生ヘッドの構成」を参考にしてください。
Volanteには4 x playbackボタンと4 x feedbackボタンがあり、playbackが再生を決め、その信号をレコーディングヘッドに戻すフィードバックをfeedbackで決めます。
Playbackボタン
通常動作では、4つのplaybackヘッドのオン/オフをこれら4つのplaybackボタンで決めます。 playbackボタンが選択されると、playbackヘッドはオンになり、フルボリューム再生でグリーン、1/2ボリューム再生でアンバーに点灯します。1/2ボリューム再生への設定は、グリーンからアンバーに変わるまでボタンを長押しします。マルチ再生のディレイサイクル設定は、2つ以上のplaybackヘッドを使用します。Feedbackボタン
各playbackヘッドのディレイ音を、録音ヘッドへ戻すのがfeedbackボタンです。feedbackボタンを押すとグリーンに点灯します。単発のディレイリピートを再生したい時は、1つの playbackヘッドをオンにして、feedbackは押しません。リピートが繰り返されるディレイ再生は、feedbackボタンを1つだけ押しREPEATSノブでリピートを調整します。SPACINGノブはplaybackヘッドの間隔を調整します。このノブを回すとeven、triplet、golden、silverを連続的に変更できます。Even:Head 1-16分音符、Head 2 - 8分音符、Head 3 – 付点8分音符、Head 4 – 4分音符
Triplet:Head 1 – 3連16分音符、Head 2 – 3連8分音符、Head 3 – 3連4分音符、Head 4 – 4分音符
Golden:密度が高く、オーバーラップしないリピート音が聴こえます。ヘッド1にアクセントがあるディレイになり、同セッティングでTYPEを切り替えると、楽音にあった音作りもしやすくなります。
Silver:密度が高く、オーバーラップしないリピート音が聴こえます。ヘッド4にアクセントがあり畳み掛けるようなディレイになります。同セッティングでTYPEを切り替えると、楽音にあった音作りがしやすくなります。-
セッティングのアドバイス
- ボタンがオンになっていない場合、feedback ボタンを押してもリピート音は聴こえません。
- 4がオンでfeedbackボタンが全てオフの場合は、1 x 4分音符のリピートが聴こえるだけです。
- feedback 4とplayback 4がオンの場合、REPEATSノブをセットした分の4分音符のリピートが聴こえます。
- 4 playback全てをオンにしてfeedback 4のみオンにすると、4のディレイが聴こえ4分音符ごとにリピートが聴こえます。
- 4 playback全てをオンにしてfeedback 3のみオンにすると、付点8分の音だけリピートが繰り返されます。
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ヒント
- スタンダードな4分音符ディレイ(タップしたテンポの4分音符)は、playbackとfeedback ボタン4を押し、SPACINGノブをevenにします。 TIMEノブまたはタップスイッチでディレイのテンポを決めます。
- 3連8分のディレイリピートが欲しい場合は、playback&feedbackボタン2をオンにして、SPACINGノブをtripletにセットします。
- 密度の高く雰囲気に富むgoldenやsilverのディレイセッティングは、 1- 3の2つ以上のplaybackボタンをオンにして、それらに追従するfeedbackボタンを最低1つオンにします。playbackヘッドはボタンがオンになっていなくても、feedbackボタンがオンだとその信号を入力へ戻します。また、複数のfeedbackボタンは、雰囲気を豊かにしリズミックなリピート音を再生します。
- プリセットのセーブとリコール
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8つのplayback/feedbackボタンを8箇所のオンボードのプリセットロケーションとして使用します。そのセーブやリコール方法は、日本語マニュアルpg. 8で「フットスイッチの使い方」と併せて説明されています。また、Volanteは300のプリセットをセーブできます。それらのプリセットは、5ピンMIDIポート、USBミニポート、EXPジャックからリコールできます。日本語マニュアルのそれぞれのセクションで説明されていますのでご覧ください。
- サウンド・オン・サウンド・ルーパーとして使う
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Volanteサウンド-オン-サウンド・ルーパーとして、最長64秒(SPEEDスイッチの設置によって異なります。)まで、オーディオ信号を録音できます。SPEEDは早い方が高い音質のオーディオが録音できます。録音、再生、その他の機能については、日本語マニュアルpg. 9-10「サウンド-オン-サウンド ルーパー・モード」をご覧ください。
- MECHANICSの効果はディレイタイプにより異なりますか?
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drum、tape、studioのディレイタイプによって、「MECHANICS」コントロールの効果は大きく異なります。
- drum – メタルディスクのゆがみを再現します。
- tape – テープマシーンのワウフラッターやテープの劣化を再現します。
- studio – LFOモジュレーションのみが追加され、tapeのような音質を劣化させる症状は追加されません。SPEEDスイッチの設定はモジュレーションのスピードに影響します。
- MIDIクロック
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ディレイリピートは、本機MIDI入力(5-PIN DIN MIDI IN、EXP 1/4″TRS MIDI IN/SPEED、TRANSPORTモードのみ、USB input)で受けるMIDIクロックと同期できます。
MIDI クロック受信設定
feedbackボタン1&4を長押しします。長押ししている間にREC LEVELノブを回し、以下のように設定します。するとON LEDが点灯します。- Off(左へ回す):レッド LED(デフォルト設定)
- On(右へ回す):グリーン LED
ヒント:MIDI クロックの設定はプリセットごとにセーブできます。プリセットをセーブする際は、この設定をOnにしてください。SOS(サウンド-オン-サウンド)ルーパーはMIDIクロックに同期しません。
- VolanteのMIDIコントロール
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本機のMIDI設定に関する内容は、日本語マニュアルpg.11(ライブエディット)、13(パワーアップモード)、17-18(MIDI-スペシフィケーション)をご覧ください。
- Volanteのディレイタイムレンジ
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SPEEDスイッチの設定によりレンジが異なります。
- alf – 400ms – 4 seconds
- normal – 200ms – 2 seconds
SOS(サウンドオンサウンド)ルーパー時
- double – 100ms – 1 second
- half – 64 seconds
- normal – 32 seconds
- double – 16 seconds
- 電源仕様
-
strymon Ojaiの使用を推奨します。必要な消費電流は300mA min.です。9VDC以上の電圧、AC電源に接続しないでください。故障の原因になります。本機の仕様と異なる電源と接続した場合の故障は、保証修理の対象にはなりません。お気をつけください。
- 電源のデイジーチェーン接続は可能ですか?
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エフェクター用の分岐ケーブルでのデイジーチェーン接続は、グランドループによるマグネティックフィールドで発生するハムノイズの信号パスへの混入を引き起こします。本機を他のエフェクターとデイジーチェーン接続による電源供給を行わないでください。ペダルボードで複数のエフェクターと組み合わせる場合は、各電源出力が完全にグランドがアイソレート(2段のトランス絶縁)をされているOjaiの使用を推奨します。

※ 画像はCloudburstを使用した例です。
Strymon Updateソフトウェアの使用について
Strymon Update 2.0 ソフトウェアをコンピュータにインストールした後、電源オンのデバイスをコンピュータに接続してアプリケーションを実行します。
下記より、ダウンロードするコンピューターに合わせたソフトウェアをダウンロードをしてください。
Download Version.2.0.0.4
macOS Windows必要システム環境
macOS 11.6 以上
Windows 10 以上
- USBポートを備えた Strymon ペダルまたはEurorackモジュールの場合は、互換性のある電源からスペックに適合した電源を供給し、USB 経由でコンピュータに接続します。
- Conduitの場合は、デバイスを USB経由でコンピュータに接続します。 USB 経由で接続した場合は、Conduitへ外部電源を接続しないでください。
- BigSky、Mobius、および TimeLine の場合は、外部電源から電力を供給し、ペダルのMIDI IN&MIDI OUTポートを使用して Strymon Conduitなどの互換性のある MIDIインターフェイスでコンピューターに接続します。
これらのペダルの GLOBLS メニューで、MIDI THをON またはMERGEに設定します。
Strymon Update 2.0ソフトウェアは、接続されたデバイスを自動的に検出し、インストールされている現ファームウェアバージョンと、接続されているデバイスで使用可能な最新バージョンのファームウェアを表示します。
ソフトウェアの右上にあるボックス(※画像の「❶」)には、ソフトウェアに接続されている検出された互換性のある製品の数が表示されます。このボックスをクリックしてメニューを開き、Strymon Update 2.0 でアップデートを実行する製品を選択します。
- 接続されたデバイスで使用可能な新しいバージョンのファームウェアがある場合は、INSTALL UPDATE ボタンをクリックしてアップデートを実行します。
- 完了すると、インストールされたバージョンが使用可能なバージョンと一致し、デバイスが最新であることを示します。
- デバイスをコンピュータから取り外します。
- デバイスを使用する準備が整いました。
Strymon Update 2との接続方法
BigSky、Mobius&TimeLine
これらのペダルは外部電源から必ず給電し、(USB 接続がないため)Strymon ConduitなどのMIDIインターフェイスでMIDI IN&MIDI OUTポート接続ます。これらのペダルの GLOBLSメニューで、ペダルがソフトウェアと通信できるように MIDI TH を ON または MERGEに設定します。
Conduit
Conduitへの電源接続をすべて取り外し、USB-C ジャック経由で付属USB-Cケーブルでインターフェイスをコンピューターに接続します。
Compadre、Riverside&Sunset
これらのペダルには、ペダルのシャーシ内にマイクロUSBポートがあり、底板を取り外すことでアクセスで、ペダルの左側にmicro-USBポートがあります。ペダルをコンピューターのUSBポートに接続するにはmicro-USBケーブルが必要です。
blueSky v2、Deco v2、DIG v2、El Capistan v2、Flint v2&Lex v2、ZELZAH
給電されているペダルの(ペダルの背面)USB-CジャックとコンピューターをUSB-C ケーブルで接続します。
Iridium、NightSky&Volante
給電されているペダルの(ペダルの背面)USB-CジャックとコンピューターをUSB-C ケーブルで接続します。
Magneto、StarLab ユーロラック
Magneto(&StarLab)には、モジュールの背面、回路基板上にUSB-mini ポートがあります。付属のUSB-mini ケーブルでモジュールをコンピューターに接続し、アップデートしている間は、Magnetoに外部電源から供給が必要です。
Strymon アップデート2のトラブルシューティング
Strymon Update アプリケーションを使用してデバイスを更新の際に問題が発生した場合、ソフトウェアにテキストが表示されたり、デバイスの動作が通常と異なる場合があります。
バージョンナンバー
ファームウェアの更新には 2つの部分があります: USER および DSPファームウェアです。オリジナルの工場出荷時のファームウェアで駆動するMagnetoモジュールを接続すると、「インストールされたバージョン/ installed version」は「1.00」と表示されます。お使いのデバイスで更新が中断されたり、更新の一部しかインストールされていない場合、「インストールされたバージョン」に異なる表示が出ます。例えば、USERコードが更新されても、DSPコードがまだ元の工場出荷時のバージョンである場合、ファームウェアの2つの部分が同期していないことを示す「D114-U042」が表示されます。これが発生した場合:
- アップデートを再度実行して、単一のバージョン番号 (例: 1.14) が表示されるを確認します。
- ファイル形式のエラーが発生した場合は、[はい/ Yes] を選択して更新を続行します。問題が解決しない場合は、suport_rs@allaccess.co.jpに電子メールを送信して、問題の詳細、コンピューターシステムと接続、および受信したエラーメッセージを記載してください。
LEDの点滅
ファームウェアの更新中に問題が発生した場合、ユニットの1つまたは複数のLED が白く点滅することがあります。これは、デバイスが「更新モード/ Update Mode」にあり、更新の実行を待機していることを示しています。 Strymon Updateソフトウェアは、このモードの間、デバイスを「strymon_recover」として認識します。デバイスを通常の機能に戻すには、以下の2つのオプションがあります。:
- Strymon Updateソフトウェアでもう一度アップデートを再実行します。
- デバイスからUSB ケーブルと電源を取り外し、電源を再投入します。デバイスは通常の機能で起動します。
これらを実行しても問題が解決できないときは、suport_rs@allaccess.co.jpに電子メールを送信して、問題の詳細、コンピューターシステムと接続、および受信したエラーメッセージを記載してください。
インプット、アウトプット、スイッチ
- 1M Ohm ハイ・インピーダンス・ステレオ入力
- 100 Ohm ステレオ出力
- インストルメント/ライン信号の入力切り替えスイッチ
- エクスプレッションペダル入力:エクスプレッションペダル、Tapペダル、1/4”→MIDIケーブル、strymon MultiSwitch Plusが接続できます。
- MIDI CC、PC、MIDI clock sync等、MIDI機能をフルサポート
- PCからのMIDI機能、ファームウェアアップデート等に使用するUSBジャック
DSP、オーディオ
- アナログドライ、ドライ信号はADAされません。
- 周波数特性:20Hz 〜 20kHz
- 超低ノイズ24-bit 96kHz A/D & D/Aコンバーターを採用
- 高品位JFET アナログ入力段デザイン
- SHARK DSP採用
- 32bit 浮遊演算方式
その他
- バイパス:トゥルー・バイパス(アナログ・バッファード・バイパスに設定可能)
- 入力電圧:9VDC センターマイナス、300mA
- サイズ・重量:177.3mm(幅)×114.3mm(縦)×44.5mm(高)
- 軽量、堅牢なアルマイト処理アルミシャーシを採用
- Made in USA