strymon FLINT ストライモン フリント

製品情報 エフェクター トレモロ リヴァーブ ギター effector tremolo reverb guitar

フリント

ビンテージアンプに搭載されていたトレモロと、ユニークな3種類のリバーブ

トレモロとリバーブの魅惑的な組み合わせは、ギター・エフェクターの創世記を飾るに理想的なコンビネーションでした。これらのエフェクターは1960年代のアンプに初めて搭載され、この耳に快い組み合わせは初期のサーフ・ミュージックを筆頭に、アメリカ南部のブルース、マカロニ・ウェスタン、フィルムノアールのサウンドトラック、近代インディーズ・ロックなど、数え切れない数のレコードやライブに彩りを添えました。

我々はその歴史を知り、このコンビネーションをスタジオ・クオリティーのエフェクターとして忠実に再現することを決意しました。気に入ったクラシックのトレモロやリバーブ回路の複雑な音の特性やトーンの相互交錯を調査し、細部まで私たちのアルゴリズムに拘り、作成しました。FLINTはSHARC DSPの演算力を最大限用いて、真のディテールまで再現しています。

FLINTは、8種類のコントロールで、トレモロやリバーブのソニックキャラクターが細部まで調節できます。派手でパルス的な揺れから鳴り響く感じ……アンビエントまで、幅広い音作りが可能です。各エフェクト・セクションにそれぞれトゥルー・バイパスのオン/オフスイッチを搭載し、入出力部にはクオリティーの高いアナログ・セクションを採用しました。音楽史に刻まれたサウンドを簡単にペダルボードに納めて使って頂けるようにデザインしました。

製品名 FLINT(フリント)
概要 トレモロ&リバーブ・エフェクター
価格 オープンプライス
参考価格帯 ¥35,000 前後(税別)
JAN 4560347887413
ダウンロード 日本語マニュアル
関連情報 FLINT:Tremolo 技術白書
  FLINT:Reverb:技術白書
トレモロとリバーブの魅惑的な組み合わせ

3種類のトレモロ

FLINTには個性ある3種類のトレモロが搭載されています。各トレモロの特徴は、製品情報欄の「技術白書」を参照してください。

3種類のトレモロを聴き比べる:0:00〜Photo Tremolo、0:09〜Tube Tremolo 、0:22〜Harmonic Tremolo

  • ’61 harm:ハーモニック・トレモロ

    ハーモニック・トレモロは、1960年代序盤のチューブアンプにしか搭載されなかった希少な種類です。低域と高域が交互に強調される2バンドのフィルターエフェクトが特徴的でした。その結果、交互に強調される周波数による滑らかなフェイザーのような、緩やかなパルスのトレモロ効果を生み出します。
  • '63 tube:パワーチューブ・トレモロ

    パワーチューブ・トレモロは、LFO信号がプッシュプル出力ステージのバイアスに直接干渉します。LFOをバイアスに接続するとパワーチューブへのバイアス電流が上下し、ゲインが上下します。これが交互に起こることにより、トレモロの効果を生み出します。 トレモロのボリュームがゼロに近づき、真空管の動作が止まる瞬間に発生するクロスオーバー・ディストーションが発生します。その反対に最大ボリュームに近づくと、ハーモニック・ディストーションが発生します。また、最大出力時の電源の落ち込みもパワーチューブのバイアス・ポイントに影響します。これら全ての要素が全て絡み合い、トレモロの「汚れた」サウンドを作り出します。
  • '65 photo:フォトセル・トレモロ

    フォトセル・トレモロは、60年代中期のアメリカ製アンプに搭載されていたフォトセル・トレモロを忠実に再現しました。フォトセル・トレモロはLDR(光依存性抵抗)を使用して、入力信号のレベルをコントロールします。LDRはLFOに接続された豆電球とセットで使われます。LFOが発振すると豆電球の光度が変わり、LDRの抵抗値を変化させます。この抵抗とインピーダンスの変化が信号のレベルに影響を与え、両レベル間を矩形波のように激しく変化させる、「ハード」なトレモロ・サウンドを生み出します。

3種類のリバーブ

FLINTには個性ある3種類のリバーブが搭載されています。各リバーブの特徴は、製品情報欄の「技術白書」を参照してください。

'80s リバーブでDecay量を最大にすると、シンセサイザーのようにサスティーンの長いホールリバーブが可能です。

  • ’60s:60年代のスプリング・リバーブ

    スプリング・リバーブは、ビンテージアンプに使われていたフルサイズの2スプリング・タンクを再現しました。スプリング・タンクは異なるディレイ・タイムを発生し、複雑でスムーズな残響音とリバーブ特有の周波数特性を生み出します。スプリングへの入出力には真空管回路が使用されており、電気信号をスプリングを揺らす機械的信号に変換し、再び電気信号に戻す方式を採用しています。
  • '70s:70年代のエレクトロニック・プレート・リバーブ

    エレクトロニック・プレート・リバーブは、初めて作られたデジタル・リバーブを忠実に再現しています。この驚異のハードウェアは、マルチディレイラインをパラレル配列したハードウェアで、各ディレイには複数の出力があり、フィルター信号が入力に帰還されていました。その結果、複数のパラレル出力タップによる密度の高い残響を短い時間で素早く作り出すことができ、リッチでスムーズなサウンドが得られます。
  • '80s:80年代のホール・リバーブ

    ホール・ラック・リバーブでは、ノスタルジックな80年代終盤のラック型デジタル・マイクロプロセッサー・リバーブを再現しました。当時は、限定された処理能力でありながら、ディレイ&全帯域パス・フィルター、ローパス・フィルターの効率の良い直列ループでリバーブサウンド作っていました。ディレイ・ラインを変調して、リバーブの密度を上げたり、温かさをサウンドに加えていました。このホールリバーブは、アーリー・リフレクションの後に、ゆっくりと積み上げられて行く密度の高い残響音が特徴です。
サンプル・サウンド

Harmonic Tremolo and Reverb

Uptempo Slide.

‘61sハーモニック・トレモロと’60sリバーブの組み合わせです。ビンテージのコンボアンプと同様「リバーブ→トレモロ」の接続順です。アップテンポのスライド・プレイにマッチした太い音をハーモニック・トレモロが作り出し、低めの「Mix」設定のリバーブが音に深みを加えます。

Real-Time Speed Adjust.

リアルタイムのスピード調節:エクスプレッション・ペダルで「Speed」をリアルタイムでリモートコントロールすると、ユニークなサウンドが得られます。‘61sハーモニック・トレモロと’70sリバーブのコンビネーションです。「Speed」は9時~12時の間に設定しています。

Phasey.

フェイザーのような効果:'61sハーモニック・トレモロの特徴である緩やかなフェイザー効果が聴き取れます。このサンプルは、’70sリバーブ→トレモロのルーティングですから、リバーブの響きは減衰時に途切れ途切れのサウンドになります。

Near Infinite Decay.

無限ディケイ:'70sリバーブの「Decay」をmax辺りに設定します。 ‘61sハーモニック・トレモロの「Intensity」はゼロに設定されており、0:47〜は12時に変更されています。

Slow Palpitation.

緩やかな鼓動:‘61sハーモニック・トレモロの緩やかなフェイザー効果を聴き取って下さい。このサンプルは’70sリバーブも使用しています。

Tranquil.

静寂:'80sリバーブを非常に長く緩やかなディケイに設定しています。0:26から ‘61sハーモニック・トレモロがオンになります。(接続:'61 Harm→’80 rev)

Tube Tremolo and Reverb

Swamp Child.

スワンプ・チャイルド:’60sリバーブ→‘63sチューブ・トレモロをルーティングして、クラッシックなチューブコンボを再現しました。

Bedtime.

‘63チューブ・トレモロの「Intensity」を最大に「Speed」を遅く設定すると、眠りを誘うような催眠パルス・サウンドが生まれます。トレモロのエンベロープを広げるため、’60sリバーブを先にかけています。

Quick Pick 3.

速いピッキング3:速いフィンガー・ピッキングのアクセントを強調する為に「Speed」を高めに、「Intensity」を低めに設定します。 ‘63sチューブ・トレモロ→’60sスプリング・リバーブの接続が、サウンドを太く変えます。

Freight Train Blues.

「Intensity」を中程度に、「Speed」を早く設定した‘63sチューブ・トレモロが、サウンドにノリを加えます。トレモロの効き具合を強調するため、トレモロの前に’70sリバーブを接続しています。

Verb Gets Tremmed.

サウンドにトレモロ効果を加える:「Decay」を最大に設定にした’70sリバーブ→‘63チューブ・トレモロに接続しています。トレモロの「Intensity」は最初ゼロに設定され、途中で最大に変更して、再びゼロに戻しています。その間、リバーブがサウンドを保持します。

Serene Tube Pad.

穏やかなチューブ・パッド:マイルドな‘63sチューブ・トレモロと、長い「Decay」タイムの’80sリバーブを組み合わせると、穏やかで神秘的な雰囲気を生み出すことができます。

Photocell Tremolo and Reverb

It's Now3 Soon.

’80リバーブをハイ「Mix」でロング「Decay」タイムに設定し、‘65フォトセル・トレモロにルーティングすると、荒れ狂った、壁のような分厚いサウンドが得られます。

Two Peaks.

’80sリバーブ→‘65フォトセル・トレモロにルーティングすると、ミステリアスでムーディーなサウンドが生まれます。

Granny's Tune.

お婆ちゃん好みのサウンド:お婆ちゃんは良いメロディーの曲が大好きでした....。’70sリバーブ→‘65sフォトセル・トレモロをルーティングすると、メロディーに色気が加わります。

Speed Changes.

スピードの変化:‘65sフォトセル・トレモロ→艶っぽい’70sリバーブにつなぎ、「Speed」を9時〜12時〜3時、そして最大〜最小の順番で変化させています。

Spacey Photocell '80s.

夢うつつの ‘80sフォトセル・トレモロ:’80sリバーブと‘65sフォトセル・トレモロを組み合わせ。夢の中を徘徊するようなサウンド0:31で「Intensity」は最小に、最後には再び高い設定に変更されています。

おもな機能と特徴

2nd ファンクション・コントロール

FLINTは、表面上の5つのノブ・コントロール以外に、2nd ファンクション・コントロールが存在し、TremoloとReverbそれぞれのブースト or カット(±3dB)や、TremoloとReverbの接続順を入れ替えることが可能になります。 2nd ファンクションは、両方のフットスイッチを押しながら各ノブを回すことで操作可能となります。

アナログ・ドライ・ミックス

入力信号(ギター信号等)はAD変換されず、アナログのままエフェクト信号とミックスされます。 アナログ信号パスは、内部で昇圧されたアナログ専用電源を用いた高級HiFiレベルのミキサー回路を採用。原音が損なわれることはありません。

ステレオIN ステレオOUT

インプットは、本体内のジャンパー・スイッチによってモノラル/ステレオ(TRS)を切り替えることができます。 アウトプットには、モノラルのアンバランス端子が、左チャンネル、右チャンネル用にそれぞれ用意されています。ギター用のステレオ・エフェクターとしてはもちろん、+4dBの信号にも対応しておりますので、ミキサー卓のインサートに接続してラック型エフェクターと同様に使用することができます。

EXP オプション

EXP入力を使えば、外部から様々なコントロールをすることができます。エクスプレッション・ペダルを接続した場合は、5つのノブ・コントロールから1つにアサインして、リアルタイム・コントロールすることができます。TAP FAVORITE スイッチを接続した場合は、お気に入りの1プリセットを呼び出すことができ、TAPテンポの入力が行えるようになります。

コントロールと入出力

フロントパネル・コントロール

TREMOLO

トレモロ・タイプを切り替えます。

  • '61 harm:61年製 高域と低域が交錯する複雑なサウンド
  • '63 tube:63年製 ウェットで官能的なサウンド
  • '65 photo:65年製 鋭くバランス良い揺れ

INTENSITY

トレモロの強さを調整します。

SPEED

トレモロの速さを調整します。

TREMOLO BYPASS

トレモロ単体のON / OFFを切り替えます。

REVERB

リバーブ・タイプを切り替えます。

  • '60s:60年代の小型コンボに搭載されていた2本スプリングのリバーブ
  • '70s:70年代に発明されたEMTなどに代表される大型のプレート・リバーブ
  • '80s:80年代に現れたALESISに代表されるラック型のリバーブ

MIX

原音とのミックスを調整します。

COLOR

リバーブ音に色づけをします。

DECAY

リバーブの減衰スピードを調節します。

REVERB BYPASS

リバーブ単体のON / OFFを切り替えます。

2nd ファンクション・コントロール

FLINTは、表面上の5つのノブ・コントロール以外に、2nd ファンクション・コントロールが存在します。 2nd ファンクションは、両方のフットスイッチを押しながら各ノブを回すことで操作可能となります。

TREMOLO BOOST / CUT

トレモロ音のブースト/カット(+/-3dB)

TAP SUBDIVISION

TAPテンポの設定をします。

REVERB BOOST / CUT

リバーブ音のブースト/カット(+/-3dB)

EFFECT ORDER

トレモロ/リバーブの接続順を変更します。

入出力パネル

INPUT

楽器レベルおよびライン・レベルの信号を入力することが出来ます。入力インピーダンスは、1MΩのハイ・インピーダンスです。 また、本体内部のジャンパー・スイッチによって、モノラル入力/ステレオ入力(TRS)を切り替えることができます。

L / R OUTPUT

モノラルのアンバランス端子が、左チャンネル、右チャンネル用にそれぞれ用意されています。ギターアンプのINPUTやエフェクトループ、さらにはライン・レベルの信号にも対応します。出力インピーダンスは100Ωです。本機をモノ使用する場合はL出力からアンプやミキサーに接続します。

EXP

エクスプレッション・ペダル入力には、以下の外部ペダルが接続可能です。

  • エクスプレッション・ペダル:任意のコントロールをリアルタイム操作
  • TAP スイッチ:タップテンポの入力
  • FAVORITE スイッチ:お気に入りのセッティングの保存

POWER

9V 以上の電源は絶対に接続しないでください。9VDC / 300mA 以上の(電流容量を備えた)DC電源が必要です。

スペック
  • 入力インピーダンス:1MΩ
  • 出力インピーダンス:100 Ω
  • S/N比:115dB
  • 周波数特性:20Hz~20kHz
  • 最大入力レベル:+8dBu
  • A/D & D/A性能:24bit、96kHz
  • DSPパフォーマンス:1596 Mega FLOPS
  • トゥルーバイパス (電子リレースイッチング)
  • テールモード(高音質アナログ・バッファード・バイパス)が選択可能
  • +/- 3dB Boost/Cut プリセット毎に設定&プリセット可能
  • 入力電圧:9VDC センターマイナス、250mA
  • 付属品:専用パワーサプライ
  • サイズ・重量:102mm(幅)×117mm(縦)×67mm(高)※突起部含む / 450g
  • 軽量、堅牢なアルマイト処理アルミシャーシを採用
  • Made in USA

strymon 製品に附属されているACアダプターは、strymonデジタル製品専用です。単独で他の製品に使用したり、パラレル出力でstrymonと他のエフェクターを一緒に使用しないで下さい。

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