Violet DESIGN 社は、1998年にヴィンテージ・マイクロフォンの修復/復元をメインに創業。翌年には、アメリカのスタジオ・オーナーとの共同でマイクロフォン・ブランドを立ち上げ、数々のレコーディング用コンデンサー・マイクロフォンを発表していきます。斬新でエキゾチックなデザインと優れたサウンドは、世界中で驚きと賞賛を呼び込みました。そのブランド名には「Baltic Latvian」の頭文字が反映されている事も有名なストーリーです。
2003年、新工場移転に伴い、生産・開発体制を一新。同時にこれまでのブランドに関する業務の一切を終了させ、高い技術力と創造力を誇るラトビア製マイクロフォンの本家本元として、自身の社名を冠したブランド“Violet”として新たな一歩を踏み出しました。
独自のコンデンサー・カプセルを自社工場にて生産
Violet が自信を持ってお届けするカプセルは、トーン/特性ともにバラツキのない安定したクオリティを保ちながら、繊細さと力強さを併せ持つ、まさに至高のカプセルです。独自でデザインされたエレクトロスタティック(帯電性)カプセルのダイヤフラムには最高級の6ミクロンのマイラー・フィルムを使用し、独自の混合フォーミュラによる金合金が蒸着されています。このフィルムは、精密なブラス製のバックプレート上に、正しいテンションに調整を重ねながら装着されます。完成されたダイヤフラムは、レスポンスが早く、音に余計な脚色を与えない鮮明な低域のレスポンスと高い音圧に耐える特性を備えています。
2枚のダイヤフラムが生み出す“存在感”という圧倒的なサウンド
Violet のコンデンサー・マイクロフォンの多くは「2枚のダイヤフラムを搭載した単一指向性」というユニークな設計をしています。一般的に、2枚のダイヤフラムを搭載する目的というのは、マイクロフォンに数種類の指向性機能を持たせる為の物ですが、Violet の場合は、理想のサウンドを追求した結果の設計です。表裏2枚のダイヤフラムから得られたカーディオイド特性は、他の何にも代え難い立体的なサウンドと存在感を奏でます。
サウンドの透明感を守りながら、ノイズを軽減する設計思想
Violetのマイクロフォンの殆どで採用されているカーディオイドの指向性は、スタジオのアンビエンス・ノイズの影響を最小限に抑えるのに適しています。近接効果に強い構造と広い入射角レンジでリニア特性が保たれるように設計されており、サウンドの透明感を損ないません。また、ヘッドグリルには複数の層に重ねられたブラス製のメッシュが取り付けられており、ブレスや破裂音を発した際に発生するポップ・ノイズからカプセルを保護し、内部共鳴を最小限に抑え高域に影響されない音の透明感を維持します。
独創的な設計を支える“厳選されたパーツ群”と生産技術
内蔵ソリッドステート・プリアンプは、クラスA・ディスクリート設計を採用し、最も高いクォリティのパーツのみを厳選して組み上げました。このプリアンプ回路は、リニア周波数特性、広いダイナミックレンジ、低セルフノイズ、最小限のオーディオ歪みの特性を実現するために最高のオーディオ技術を駆使してデザインされています。
性能の劣化、製品の耐久性に配慮した設計
Violet のマイクロフォンは、頑丈なボディ構造を誇り、ダイヤフラムも内蔵ショックマウントでホールドされております。これにより、普通のマイク・スタンドにセットしても衝撃やハンドノイズからカプセルや電気系統を守ります。別売オプションのショックマウントを使用することにより、さらにシビアな環境でもマイクロフォンの性能を引き出すことが可能です。