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MN3008 BBDチップを採用した Choral Reefは、既に量産が終了されているMN3008チップ(BBD/Bucket Brigade Deviceバケット・ブリゲード・デバイス)を使用したコーラスです。このチップは、近年のコーラス・エフェクターに多く使用されているMN3205チップよりもヘッドルームが広く、低ノイズで長いディレイ・タイムが得られます。また、エフェクトのミックス量を決めるMIXコントロールは範囲も広く、最大時にはビブラートと同様の効果も得られます。RANGEとWIDTHの組み合わせがディレイ・タイムとモジュレーションの強さを決定します。FEEDBACKを上げると、強弱の差が大きくワイルドで発振しているようなサウンドが得られます。
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製品名 | Choral Reef(コーラル・リーフ) |
概要 | コーラス |
価格 | オープンプライス |
参考価格帯 | ¥24,000 前後(税別) |
JAN | 4560347886409 |
INPUT STAGE
Choral Reefは、入力インピーダンスが2MΩに設定されています。
クリーンでクリアー、低ノイズなコーラスサウンドの為に、入力段では信号のブーストと低域のカットを行っています。(後のMIX段で信号は補正されます。) また、パッシブのピックアップの使用や高いハーモニクスの補正に、入力インピーダンスを高く設定しています。この入力段の直後に信号は2つに分岐され、片方はBBDチップに、他方はMIX回路に送られます。
SPEED
モジュレーションの速度を調整します。
LFO(低域オシレーター)はモジュレーションの速度と深さを調整します。通常のコーラスと比べて速度も深さも範囲が広いため、より強烈なモジュレーション効果が得られます。
DEPTH
モジュレーションの深さを調整します。
MIX
ドライ音とモジュレート音のバランスを調整します。
MIXセクションでは、ドライ信号(原音)とウェット信号(エフェクト音)のミックスを調整します。また、入力ステージで行われた低域カットも補正されます。この補正には、ドライ信号の透明感を維持するだけでなく、BBDチップへの過負荷を防ぐ効果があります。 MIXを100%右に廻すとエフェクト音だけ、100%左に廻すとドライ信号だけが出ます。 内部トリム・ポットのLEVELは、MIX回路のゲイン・レベルを調整します。
FEEDBACK
モジュレート音のフィードバック量を調整します。
MN3008(BBD)チップが信号を遅らせますが、そのディレイ・タイムはLFOと、WIDTHとRangeの設定値によって変化します。ディレイ・タイムが短いとピッチは上がり、長いと下がります。このディレイ・タイムの揺れが、ピッチのモジュレーションを作り出します。MN3008が選ばれた理由は、タイムの幅が最も広く、クロックノイズが最小だからです。
FEEDBACKは、モジュレーションの掛かったエフェクト・サウンドを再び入力に送る量を調整します。セッティングによってはモジュレーションに明るさやレゾナンス(共振)によるサウンドの変化を与えます。また、高いセッティング値ではディレイにリング・モジュレーションのような効果が加わり、広いアンビエント感や、船酔いのようなワイルドな揺らぎを与えます。
RENGE スイッチ
モジュレーションの範囲を変更します。ディレイ・タイムの長さによって、マイルドなフランジ効果から、起伏の激しいスラップバック・モジュレーション効果まで得られます。
WIDTH
このRANGEスイッチでディレイ・タイムとモジュレーションの深さを調整します。ディレイ・タイムが変わると、モジュレーションの強さが変化します。他のアナログ・コーラス同様、ディレイ・タイムが長くなると、ノイズが増加します。短いディレイ・タイムでは揺れの範囲が狭くなり、フランジャーのようなサウンドや、ナチュラルなビブラートの効果が得られます。
右トリムポット
本体基板上の右トリムポットでは、出力のゲインを調整します。
左トリムポット
本体基板上の左のトリム・ポットはMN3008のバイアスを調整し、ヘッドルームが変更できます。
注:バイアスの調整はノイズの原因になります。不用意に変更しないことをお勧めします。
Output
1/4 インチ・モノラル・フォーン