EVIDENCE AUDIO エビデンス・オーディオ デザイン・フィロソフィー

製品情報 エフェクター ギター 楽器用 ケーブル effector guitar instrument cable

D Gilmour
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EVIDENCE AUDIOのデザイン・フィロソフィー

長い距離のケーブルを信号が通過する際に、信号を劣化させる要素がケーブルに複数あることは解っていました。Evidence Audioのケーブルは、その問題点を軽減する理論に基づいてデザインされ、限られた価格で素晴らしい製品を完成しました。Lyricは、価格の限界内で厳選された素材とテクノロジーを融合し、何倍もする価格のケーブルのグレードに到達したのです。Evidence Audioは、その価格以上の高いクオリティーの製品を皆様にお届けしています。

David Gilmour Signature Stratocaster®

Fender カスタムショップから発売されている彼のシグネチャーモデルには、EVIDENCE AUDIOのLylic HGケーブルが同梱されています。

音楽は、美学であり、さまざまな感情、攻撃的な気持ちを突き動かします。楽器や機材は、アーティストの内なる気持ちをダイレクトに表現するための道具です。

音楽再生用ケーブルの進化は長い間注目されてきました。一方で、楽器機材のデザイナーは、アーティストのメッセージが観客により良く届くように、ライブやレコーディングで使用されるケーブルの進化に注力してきました。

そのひとつであるEvidence Audioは、アーティストの気持ちがダイレクトに伝わるようなケーブルをデザインしてきたのです。

素材

音声信号は、出力されるまでに様々な障害を経由して行きます。接点や機器を通過するたび、サウンドは影響を受けて変化します。残念ながら、それらは望まれるものではありません。一部のデジタルシグナルプロセッシング機器を除き、一度劣化した音声信号のクオリティーを再び改善する事は出来ません。どんなケーブルやアンプ、エフェクターを通しても「音が良くなる」ことは無く、良い機器を使うと劣化の度合いが抑えられるだけです。

ケーブルのように「音色」を伝達するモノは、音そのものを変化させるべきではないと考えます。料理やコーヒーで例えるなら、ケーブルはレシピ通りに作った料理をそのまま相手に届ける役割をします。また、コーヒーの繊細で複雑な味を楽しむには、注ぐカップにも気を使うのではないでしょうか? 紙カップや発砲スチロールのカップでは、味が変わってしまいませんか? ケーブルも同じ役目をすると思います。ケーブルには、粗悪な素材や絶縁体、プラグ、ハンダ、デザインなど、音を劣化させる要素があります。Evidence Audioは、以下の素材や方式で音の劣化の少ないケーブルを製作しています。

 
ハイグレードなIGL銅線

銅は配線用に適した素材です。しかし、全ての銅が同じ音を伝えてくれる訳ではありません。高純度の銅がオーディオ用ケーブルには使用され、「無酸化銅」や「7Nクラス高純度銅線」として知られています。これらは、純度や1フィートあたりの銅粒子量の違いで分類されます。高純度の「無酸化銅」20フィート(約609.6cm)のケーブルには、30000もの銅粒子が含まれています。この銅粒子の間に、硫黄、鉄、金の不純物が混じっています。これを通過した音声信号は、中域~高域が強調される、という変化が生じます。もう1つの高純度銅「7N」は、その純度99.99999%に9(Nine)が7つ入っていることから、その頭文字を取って「7N」と呼ばれます。この銅は粒子間の不純物が少ないのが特徴です。不純物の混じった粒子間を通過し、歪みが発生すると音声信号は不快なだけではなく、ハーモニクスなどサウンド、そのディテールに悪影響を与えてしまいます。高純度の銅は高価で、使用する用途も音声や映像用のケーブル以外に殆どないため、精製する機器を所有している企業は世界でも少数です。住友やDOWA、新日鉱などの日本企業がその一部です。

近年開発された高純度の銅や高品質で高価な銅など、ケーブルのデザイナーが使用できる素材の選択肢は増えました。選択する基準は1フィートあたりの粒子量、純度、価格、音質と様々です。長年のリスニング・テストにより、1フィートあたり約400粒子の物が、7N銅線に近いダイナミクスとクリアーさを備えた音であることが分かりました。これは7N銅線より遥かに安い価格で入手することができます。

 
銀について

銀は配線用の素材として素晴らしいのですが、銅線よりも品質の差が明らかにサウンドに反映されます。高純度の銀線のサウンドは非常にクリアーですが、質の低い銀線は、銅線よりも音質が劣る場合があります。また、素材の特徴を知ることで、音にどのような影響を与えるかが解ります。例えば、銀メッキ加工された銅の場合、これら2つの素材は混じり合わないため素材間に隙間が出来ます。その表皮を高域が密集して通過するため、音は高域が激しく強調されたサウンドになります。

 
ソリッド線(Forte、Lyric)

ケーブルを柔らかくするために、複数の信号線を撚り合わせることがあります。しかし、それは信号を歪ませてしまう1つの原因になります。撚り合わさった信号線中の1本1本それぞれが、全て同じ信号を運ぼうとします。その1本1本が磁場を発生し、隣の線の信号に影響を与えてしまいます。線が多いほど相互に与える影響が大きくなり、その状況は悪化します。そのため、ソリッド線に比べるとダイナミックレンジが狭くなり、純度の低い銅線が作り出すような、歪んだ&尖った音になります。また、中低域や低域も失われ、締りがなく、スピードの遅い、ハーモニクスが少ないサウンドになります。

Evidence Audioのケーブルは柔軟性を幾らか犠牲にする代わりにサウンドを優先するため、ソリッド線を使用しています。もちろん、ステージで使用するのに邪魔にならない程度の柔らかさは備えています。

 
ケーブルゲージ

信号伝送ケーブルは、スキン・エフェクト(表皮効果)により高域が信号線の表皮側を通り、低域は信号線中の異なる場所を伝送されるため、場所によって電流密度が異なります。スキン・エフェクトが音に与える影響には様々な説がありますが、リスニング・テストによる『線の太さと音質の違い』は良く知られている事実です。18awg(1.024mm)以上の太さの場合、高域の『空気感』や『アンビエンス』を失なう傾向があります。18awg以上の太さのケーブルを必要とするスピーカー・ケーブルでは、この高域ロスを防ぐために、18awg以下の太さの線を複数使用して、それぞれを絶縁する手法を採用します。

 
シンメトリカル・デザイン

オーディオ信号は正負を繰り返す電流ですから、プラス線とマイナス線を同時に信号が流れます。ケーブルメーカーの一般的なコスト削減の方法として、シールド線も信号用に使ってしまいます。このシールド線はマイナス線の役割を担うだけでなく、本来の信号線を外部ノイズから守る役割もあります。しかし、シールド線は本来の信号線に比べて性能が低いため、プラス線(本来の信号線)と対になることはできません。

Evidence Audioでは、プラス線とマイナス線それぞれに専用の信号線を用います。また、シールドはインピーダンスが低い「エンド側」(ギターとアンプの場合、アンプ側)だけが接地され、ノイズが流れるように設計されています。
※ ForteとLyric HGのみ、シンメトリカル・デザインを採用

 
絶縁素材

これまでの説明で、Evidence Audioのケーブルは構造や線の太さ、デザインにより信号が最適な状況で伝送されていることを説明しました。次に重要なのは、信号が信号線を通過する際に、表面に磁界を発生します。外的要因を防ぐため絶縁体は必要ですが、絶縁体そのものが信号線(この磁界)に影響を与えてしまう可能性もあります。そのため、最も影響の少ない素材を選ぶことが重要なポイントになります。

Lyricでは、空気を注入したポリエチレンを使用することで、線を覆う空気の量を最大にします。絶縁性の低さがダイナミックレンジを狭めてしまうPVCと比べて性能が高く、一般的に音が良いとされるテフロンより安価なのが特徴です。

 
パラレル線

2つ端子を持つケーブルの信号線とシールドの間には静電容量が発生します。静電容量が高いほど、信号線の高周波はシールドに逃げ高域を減衰させます。パラレル線は誘導係数が高く静電容量は低くなります。逆にブレイド線は誘導係数が低いため、静電容量は高くなります。Lyricは、パラレル線の採用により、静電容量が低く、長いケーブルでも高域の減衰を最小限に抑えることができました。

 
シールディング

ケーブルはそれ自体から発生する信号劣化を最小限に抑えるように設計されている為、他に必要なのはシールディングにより外来ノイズの混入から守ることです。Lyricは高純度の銅ブレイドシールドを採用しているため、外来ノイズに強く、さらに信号線をグラファイトのテープで覆うことにより、ケーブルを動かしたり叩いたりした時に発生する電気摩擦ノイズも防ぎました。

 
ハンダ

ハンダは、信号の伝導には適した素材ではありません。音に与える影響もハンダによって異なります。Evidence AudioはTRT™社のWonder Solder™を使用しています。音質を損なわない配合で定評があり、ハイエンドオーディオ界でも多く使用されています。

 
プラグ

LyricにはNeutrik™プラグを使用しています。音の伝達に適した素材を使用しており、ニッケルメッキが腐食を防ぎます。金メッキはニッケルよりも感度は高いですが、伝導性能に大きな違いは無いため、高いコストをかける必要性は感じません。

 
デザイン・フィロソフィー

これまでデザインに関する説明をしてきましたが、最も重要なことは音質です。我々が時間をかけ、実験を繰り返して完成させたケーブルを、貴方の耳や心で感じてみてください。セットアップの中の機器を1つ1つ替えていくと、その音の差が感じらます。自分の耳を信じて、最適なセッティングを見つけてください。我々も同様の実験を繰り返し、皆様に満足して頂ける製品を完成させました。

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